2006年4月19日水曜日

レゴブロックとエンジニア脳 [memo]

最近,甥っ子が レゴにハマっている ようなので,少し反応してみることに.

レゴはソフトウェアエンジニアリングに良く似ている.
同じ小さなパーツを組み合わせる遊びでも,ジグソーパズルが決められた秩序に基きある1つの完成形を目指すのに対して,レゴは「何もないところから自分のイメージを自由に形にしていく」という趣向が強い.この「何もないところから形を作っていく」というのは,まさにプログラミングに通じるものではないか.ジグソーパズルはどちらかと言うとハードウェアエンジニアリング (それも基板設計や回路設計) に近い気がする.いずれにしても,同じ「理系」でも例えば会計士みたいな分野とは脳の使い方がまったく違うと思うのだ.

考えてみれば,Google の最初のサーバーはレゴでできていたと言うし,新製品の Google Mini もレゴを意識したデザインとのことで,
Google Japan Blog: Google Mini - 小さくなって日本先行発売

TIME 誌が Google の特集をすれば,Page, Brin, Schmidt の幹部3人は机の上にレゴを並べる.


はてなの近藤社長が本を出せば,表紙はレゴで遊んでいる写真.

曰く,

表紙は裸足のまましゃがんでレゴブロックで遊んでいる写真。表紙会議で僕はどういうイメージだろうか、という話しをしていて、「青」とか「レゴブロック」とか「裸足」とか「遊び」とかそういうイメージが出てきて、会議室に青い紙をセットして撮影して貰いました。

とのこと.
jkondoの日記 - 「へんな会社」のつくり方

さらに少し探索してみると,レゴランドとディズニーランドを比較して,レゴランドを「遊園地 2.0」と結論付けている
Tech Mom from Silicon Valley - 遊園地2.0? レゴランド vs. ディズニーランド
や,レゴを Web 2.0 の将来と絡めて,それらが抱えるジレンマを言及している
Rauru Blog - LEGO と Web 2.0 に共通する問題
といった,非常に興味深い記事に出会うことができる.

やはりレゴは geek のアンテナを刺激する要素を持っている気がする.


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