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2012年9月29日土曜日
2012年9月15日土曜日
ベイジングストークでの一時 [diary]
スペインから,イギリスのベイジングストークという街に移動しました.
こちらではまったく空き時間がなかったのですが,夜はこれまたベタに,イングリッシュ・パブに繰り出してみたり,
朝少し早く起きて,ホテルのまわりを散歩してみたりしました.
泊まったホテルはいかにも「英国風カントリーハウス」という感じで,なかなかいい味出してましたよ.
さて今日が出張最終日.これから日本に帰ります.
Flickr photos: Basingstoke 201209
2012年9月12日水曜日
モンセラートのヒーリング [diary]
引き続き,バルセロナに滞在しています.
バルセロナにも名所はたくさんありますが,少し足を伸ばしてバルセロナから60kmほど離れた「モンセラート」というパワースポットに行くと良いと,現地の同僚がアドバイスしてくれました.パワースポットと聞いては,行かないわけにはいきません.
なんでもここは「キリスト教の聖地」とされ,スペイン全土から大勢の巡礼者が訪れる場所であり,ガウディもこの地形からインスピレーションを受けたのだとか.
標高の高さからか神秘的な雰囲気からか,着いた瞬間に空気が澄んでいるのを感じ,次にこの見事な岩山に目を奪われます.まるで本当に神が創った天上界のようです.
この岩山の麓に大聖堂があります.
そしてその大聖堂の中にいるのがカタルーニャの守護聖人,黒いマリア像です.ナポレオンが侵略してきた際も,修道院が破壊され宝物が盗まれて行く中,この土地の人々が捨て身で守り抜いた,カタルーニャの信仰のシンボルです.
ちなみにこの像を見るのに2時間並びました.観光客も大勢いましたが,このマリア像を一目見ようと訪れ,熱心に祈りを捧げる信仰者も多く見受けられました.キリスト教徒でもない私としてはまったく節操の無い話ですが,この厳格な像を前にしては,子供達の幸せを祈るばかりでした.ふとジム・モリソンのこんな詩が頭をよぎります.
Cancel my subscription to the Resurrection
Send my credentials to the House of Detention
-- When the Music's Over / The Doors
ちょうど並んでいる最中にミサがあり,エスコラニア少年合唱団の歌声を聴くことができました.分かりやすく言えばウィーン少年合唱団のスペイン版.ヨーロッパ最古の少年聖歌隊らしく,厳しい選抜試験を通過した彼等は全員ここの音楽院で寮生活をしながら音楽の勉強をしており,その歌声はモンセラートの見所の1つになっています.
なんせ,どこを見渡して神々しい絶景ばかり.
ガウディの「キリストの復活」をはじめ,ここで見られる数々のキリスト教のモニュメントも素晴らしい.
私は入りませんでしたが,美術館もあり,グレコ,ピカソ,ミロ,ダリ,シャガール,モネといった巨匠の作品のみならず,エジプト文明のミイラや考古学博物館のようなスペースまであるそうです.
バルセロナを訪れる際は,ぜひ予定を1日延ばしてモンセラートに足を伸ばしてみてはいかがでしょうか.
Flickr photos: Montserrat 201209
2012年9月11日火曜日
バルセロナの休日 [diary]
先週のアメリカ出張に続いて今週はヨーロッパ出張,最初の目的地であるバルセロナに来ています.週末に直接アメリカから移動したことに加え,9月11日がこちらの祝日だったこともあり,トータルで2日半ほど自由になる時間があったので,ベタに観光してみました.
【サグラダ・ファミリア】
まずは鉄板.鬼才ガウディが生涯をかけた未完の大作,サグラダ・ファミリア.
圧巻…の一言に尽きます.
ガウディが直接手がけた「誕生の門」と,
その反対側に位置する,ジュセップ・マリア・スビラックが現代的な彫刻を施した「受難の門」の対比も非常に興味深いですね.
サグラダ・ファミリアは外観の写真しか見たことがなかったのですが,中も息を飲むほどの壮観でした.
上にも登ってみました.眺めが素晴らしく,建築工事の様子も目の当たりにできます.
【グエル公園】
この後,立て続けにガウディの遺産を訪ねました.
こちらのグエル公園は,大規模集合住宅として建設されたものの買い手が見つからず,後に公園にされた,ガウディの失敗作とも揶揄されるものです.「自然と装飾と生活の融合」というガウディのコンセプトは,時代の先を行き過ぎていたのかもしれません.
【カサ・ミラ】
ガウディが手がけた最後の私邸.切り出した石がそのまま使われているのが斬新です.
【カサ・バトリョ】
ガウディが改築を行った邸宅.淡い色使いが幻想的です.
【グエル邸】
初期のガウディの代表作.ガウディ作品群の中では,ほぼ唯一彼によって完成されたものだそうです.
【サン・パウ病院】
ガウディの作品以外にも,バルセロナには素晴らしい建築がたくさんあります.
こちらは世界遺産に登録されている,2009年まで実際に診療が行われていた病院.ガウディのライバルと言われた,ドメネクの設計です.
【カテドラル】
ゴシック様式の美しい教会.
【サンタ・マリア・デル・マル教会】
こちらも美しいゴシック様式の教会.カテドラルと共に,情緒溢れる旧市街の街並みにとてもよくマッチします.
【ランブラス通り】
旧市街のメインストリート,ランブラス通り.休日ということもあって,人でごった返していました.並木道とこの賑いから,さしずめ「バルセロナの表参道」といったところでしょうか.
【カンプ・ノウ・スタジアム】
FC バルセロナの本拠地,カンプ・ノウ・スタジアム.
バルセロナで泊まっていたホテルはカンプ・ノウ・スタジアムの目の前,試合がある時は選手が利用するホテルだそうです.週末にこんなロケーションにいたので,バルサの試合を観ようと思ったら,ちょうどアウェイでした.試合があったら,ホテルのロビーでメッシやシャビに会えたかもしれないですね.
それでもせっかくなので,スタジアムまで足を伸ばしてみました.さすが欧州最大のサッカースタジアムだけあり,すごい迫力です.
ロッカールームをはじめ,いろいろと中を見学することができます.
バルセロナにはビーチもあるので,日が沈む前にちょっと地中海を覗いてみたり,
食事もベタに,タパスや生ハム,パエリアなんかを食べてました.
ぜひプライベートで訪れたい,素晴らしい街ですね.
Flickr photos: Barcelona 201209