2007年4月29日日曜日

livedoor クリップから del.icio.us に同期 [plagger]

SBM は del.icio.us をメインに使っているが,いろいろ試したところ,どうもブックマーク時のパフォーマンスは,livedoor クリップが一番優れているように思う.

というわけで,これからブックマーキングには livedoor クリップを使って,Plagger で del.icio.us に同期させてみようと.

Web を徘徊すると,del.icio.us からはてなブックマークに同期する例は沢山あって,それも基本的に考え方は同じなのだが,今回やりたかったことをそのままやられている方がいたので,こちらを参考にした.
suVeneのあれ: livedoorクリップ2はてブ・deliciousのyaml

とりあえず /assets/plugins/Filter-TruePermalink/livedoor_clip.yaml もそのまま使ってみる.

あとは,順序性を保つ為に,Reverse.pm のコードを
nirvashの日記 - [sbm] del.icio.us to hatebu
から拝借 (/Plugin/Filter に配置).

include:
  - /home/<username>/.yaml/base.yaml

plugins:
  - module: Subscription::Config
    config:
      feed:
        - url: http://clip.livedoor.com/rss/clips/toshied

  - module: Filter::TruePermalink
    follow_redirect: 0

  - module: Filter::Rule
    disable: 0
    rule:
      module: Deduped
      path:   /home/<username>/plagger/.tmp/sbm
      compare_body: 1

  - module: Filter::Reverse

  - module: Publish::Delicious
    config:
      username: toshied
      password: base64::XXX
      interval: 2
      post_body: 1

# - module: Publish::HatenaBookmark
#   config:
#     username: toshied
#     password: base64::XXX
#     interval: 2
#     post_body: 1

include している base.yaml は 導入した時のメモ を参照 (global 定義しかないので見る程のものではないけど).

crontab -e して,
PERL5LIB=/home/<username>/local/lib/perl5:/home/<username>/local/lib/perl5/site_perl

45 * * * * /home/<username>/local/bin/perl /home/<username>/local/bin/plagger -c /home/<username>/.yaml/sbm.yaml > /dev/null 2>&1
みたいな.

Plagger 便利すぎ.


2007年4月22日日曜日

WYDKYDK - 何もない未来に向かって [diary]

ふとしたきっかけで,昔ある人が話してくれたことを思い出したので,ここに書いてみようと思う.


人には,それぞれ "WYKYK" という領域と,"WYKYDK" という領域がある.

- WYKYK (What You Know You Know)
「自分が知っていることを知っている」という領域.
例えば私は,自分がギターを弾けることを知っているし,特定のプラットフォームとプログラム言語でデジタル家電のソフトウェアを書けることを知っている.

- WYKYDK (What You Know You Don't Know)
「自分が知らないことを知っている」という領域.
例えば私は,自分がバイオリンを弾けないことを知っているし,ポルトガル語を話せないことを知っている.

そして多くの人は,この2つの領域が人生の全てだと思っている.


それで,少しでも WYKYK の領域,つまり知っていることを増やそうと,様々な訓練や勉強をするわけだ.


でも実際には,この2つは人生におけるほんの小さな部分で,実は大部分が "WYDKYDK (What You Don't Know You Don't Know)" という領域,つまり 「自分が知らないことすら知らない」 ことなのではないだろうか.


思いもしなかったことがあるから人生はおもしろい.知らないことすら知らないことが無限にあるのだから,あまり頭であれこれ考えずに,どんなことでもチャレンジすることが大事だということ.


例えば何か新しいことを始める時とか,あるいは好きな異性に告白する時など,「もしかしてダメなんじゃないか…」という考えがよぎったりするが,これから起きることなんだから,どんな結果になるかは誰にも分からないはずだ.だから結局「もしかしてダメなんじゃ…」っていう考えは,過去から来ているものなのだ.ドラマや映画でそんなシーンを見ていたり,自分や他人の過去の失敗例を沢山知りすぎているから.

でもそれって,未来を過去でペイントしているようなものなんですね.自分の未来にリミットをかけている.未来は真っ白で何もないんだって思えれば,新しい一歩が踏み出せるかもしれない.


これは有名なクイズだけど,

ここに2枚のコインがあって,その合計は55円です.
但し1枚は5円玉ではありません.

さて2枚のコインは何でしょう?

と言われた時に,この組み合わせは存在しないと思ってしまう人が多い.

答えは5円玉と50円玉.

1枚は5円玉ではないが,もう1枚が5円玉である…という単純なトリックだが,1枚が5円玉ではないと聞いて,2枚とも5円玉ではないと決めつけたがるのが人間なのだ.

「自分はこういう人間だから…」と決めつけてはいないだろうか.


どんな事象に対しても,「事実 (Fact)」という側面と「捉え方 (Perspective)」という側面がある.


例えばなにか失敗した時に,本質的にそこにあるのは「失敗した」という事実だけ.
「自分はダメな人間だ」「この仕事は向いてないんじゃないか」などは,全て Perspective だ.Fact を冷静に見つめれば良いものを,人は Perspective ばかり見ようとして,そこの声ばかり気にしたがる.


…以上のようなことは,良い悪いではなく,「人間」という動物が持つ性質であり,どこにでもありふれた,毎日見かけるごく普通で一般的な思考パターンだが,でもそれに気づくことに意義がある.


NIKE の CM の "Just Do It" って,実はものすごく深くて,素晴らしい名言だと思うんです.望むままに何でも全て叶えられるわけはないけれど, 頭で決めつけて諦めていれば叶うことさえ遠のいていく.

Just Do It.
とにかく,なんでも,やってみることですよ.

できない理由を考えてるヒマがあったら,やってみた方がいい.
「やれなかった」という結論の多くは,「やらなかった」だけなのだから.

自分から抜け出して,自分を客観的に,冷静に,良く見つめる機会を持とうと思う.
とにかくあれこれ考えずに,直感で何でもやってみようと思う.


I know, I know, you probably scream and cry
that your little world won't let you go...

But who in your measly little world are you tryin' to prove that
you are made out of gold and can't be sold?

-- Jimi Hendrix


2007年4月20日金曜日

Big Frog Spring '07 Tour at Yukotopia [music]

DSC00654.JPG DSC00655.JPG
Big Frog のシークレット (というか緊急告知) ライブ.場所は東京の デッドヘッド ランド,その名も Deadheads Land Yukotopia.前から一度行ってみたいと思っていたけど,店内には Jerry Garcia の写真やダンシングベアーなどが飾られ,予想通りの雰囲気でした.

トンさんのドラムはあいかわらずキレていて,ゴキゲンなリズム隊にセンターポジションピックアップのレスポールが縦横無尽に響き渡る.ものすんごいグルーブ感.そこにサトちゃんの澄んだ水のようなボーカル.ホントいい声してるよ.

なにより,ステージ上のメンバーがすごく楽しんで演っている.


ここ最近では,Marc Ford のニューアルバムしかり,Blue Note で聴いた Steve Cropper のギターしかり,今日のライブしかり,好きな音楽を楽しむということは,なんて幸せなことだろうと思う.この気持ちは,一生大切にしていきたい.


2007年4月19日木曜日

効果的なレビュー方法 - ARID [software]

もう1つ.
同じ方に聞いた,「効果的なレビュー方法」についての手法.

Active Reviews for Intermediate Designs (概要)
(こちら のリンク先に PDF の論文があります)

これらを読んで,内容についてもっと深く知りたい場合は,こちらの本で詳細に解説されているとのこと.

"Evaluating Software Architectures: Methods and Case Studies"



先の AADL と合わせて,いずれきちんとスタディしようと思っているので,その際はまたこちらで紹介します.


動的な概念をうまく表現するドキュメント記述方法 - AADL [arch]

SEI の某アーキテクトが先日教えてくれた「動的概念をうまく表現する記述方法」の紹介.
Architecture Analysis & Design Language (AADL)

例えば UML は,表記法としては広く活用されており,静的概念を表現することは得意だが,ランタイム (C&C) を表現するのに十分なコネクタやポートは用意されていない (UML 2.0 ではある程度拡張されたが,まだ十分とは言えない).

AADL は,特に「リアルタイムの組み込みシステムに特化している」という触れ込みで,動的概念を表現するのに適しているようだ.

Wiki からもいくつかポインタがある模様.
http://en.wikipedia.org/wiki/Architecture_analysis_and_design_language

私もまだ詳しく中身を見れていないので,ひとまずここでは紹介だけ.


2007年4月15日日曜日

とりあえず Twitter [diary]

始めてみました.
http://twitter.com/toshiya

この Blog のサイドバーにも表示させてます.
(これはそのうち取るかも)

友達募集中です.
気軽に add して下さいな.


2007年4月12日木曜日

マイクロソフトが VIM を開発!? [vim]

まぎらわしい名前つけるんじゃねぇぇぇ

asahi.com:マイクロソフト、SOA分析設計手法「VIM」を開発、個別見積もりで販売

マイクロソフトは4月9日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)を業務システムに適用するための分析設計手法「Variability Isolation Methodology(VIM)」を開発し、SOA分析設計サービス「クイックスタート」として提供すると発表した。


2007年4月10日火曜日

入園式 [diary]

DSC01436.JPG
君ももう幼稚園か.

ホントにあっという間だね,まったく.

誰より,今まで一番がんばってきてくれた嫁さんに,おめでとう.


2007年4月9日月曜日

The Blues Brothers Band at Blue Note Tokyo [music]

DSC00630.JPG
The Blues Brothers Band 4年振りの来日公演,私にとっても4年振りの生 Steve Cropper.

The Blues Brothers Band のライブは何度か観ているが,今回は Eddie Floyd も Matt Murphy もいなかったので,ある意味目移りすることなく Cropper ばかり見ていた.

Messin' With The Kid のギターソロとか,Cropper にスポットが当たって思いっきり弾いてる時は,そりゃもう「ごめんなさい」って感じなんだけど,それよりも裏で刻んでる時の何気ない手癖にくすぐられる.

なんとも心地良くギターが歌ってました.


アンコールでは忌野 清志郎さんも登場.喉頭癌から復帰後始めて歌声を生で聴いたけど,声量もしっかりしていたし,なにより元気そうで一安心.


それにしても前回からもう4年も経つのか.せめて1年に1回は来日しておくれよ.


2007年4月7日土曜日

Weary and Wired - Marc Ford [music]

Marc Ford
価格
あまなつShopあまなつで見る同じレイアウトで作成

Marc Ford 4年振りのソロアルバム.彼には思い入れがとても強くて,なかなかレビューが書けずにいた.

というわけで,以下長くなります.適当にスルーして下さい.


Marc Ford は,かつて私が10代の頃に,ファッションまで含めて影響を受けたギターヒーローだった.まさに私にとってのファッションリーダーであり,アイドルだったわけで,Keith Richards や Steve Cropper,Jesse Davis の音も大好きだが,なによりリアルタイムで聴いた「Marc の音」が1つの基準になってしまっている.

「カッコいい」の定義が Marc 自身なのだから,本人のアルバムを聴いてカッコいいと思うのは,まあ当たり前なわけで (最近の写真を見ると,なぎら健壱と山本晋也を足して2で割ったような風貌になっていたことについては,とても複雑だが…)


なんでこんなに Marc Ford が好きなのか改めて考えてみると,ギタリストとしてのセンスとかカッコよさはもちろんあるのだが,すごく「雰囲気」が出せるミュージシャンだからなのかな,と.空気を作り出してしまう色気があるのだ.

今思えば彼は,90年代という時代に,60年代の先人達の「カッコよさ」を,その時代なりに,そして Marc の色をつけて完璧に表現していたんだと思う.例えば,私がリアルタイムで聴く頃のクラプトンは「英国風紳士」みたいになってしまっていたが,ギブソンを持っていた頃のとんがったクラプトンが,確かに Marc には受け継がれていた (本人曰く彼のヒーローは Jeff Beck だったらしいが).


で,何が言いたいかというと,今の Marc は昔の Marc とは違って (って15年も経てばあたり前だが),同じところに留まっているわけでもなく,多くのミュージシャンのように残念な方向に向かっているわけでもない.まさにリアルタイムに,自分が成長していく過程で,そのカッコよさを失わないミュージシャンの変わり様を,まだこの歳になって体験できることが,なんとも幸せなのだ.これって1975年生まれ,+/- 1・2年ぐらいの世代の,サザンロックにハマって Marc Ford にシビれちゃった,というすごく狭い範囲の人種にしか分からないかもしれないが,自分がその1人で本当によかった.

ただ,主観的にはそうなのだが,客観的にはその世代ごとに,私にとっての Marc みたいな役割の人がそれぞれいるだろうし,そういう人に対して appreciate & respect することが,またそれぞれの世代で,素晴らしいことなんだろうね.


ということでこのアルバムについてだが,ここまで彼に対する想いを書いた後に「最高にカッコいい」とか書いても説得力が無いだろうが,なんせめちゃくちゃ最高にカッコいい.展開がいちいちカッコいいのだ.ミュージシャンとして,すごくノッている時期なんだと思う.激しく攻めていて,同時にどこまでも優しい.

前作はモロにテレキャスの音がしていたが,今回はまた太めの音になっている.といっても昔の P90 レスポールというより,なんだろ,レスポール Jr. あたり使ってるのかな? 音が言葉で表現できたらどれだけいいかと思うが,ハム系の,溜めて出したような,丸みをおびつつ,つんざくような,まさにこのアルバムで聴ける「この音」が,なんとも心地良く体に響く.とにかくギターが歌いまくりなのだ.どの曲も,始まり方と,特に終わり方が非常に Marc っぽい.

何度か聴き返してみると,これだけのアルバムで,ものすごくシンプルなリフの曲をあえて1曲目に持ってきているところに,強いメッセージを感じる.「あーただいま.今帰ったよ」みたいな.

3曲目まで息をつく間もない Marc 節.コーラスが入るタイミングとかも自分で考えてるのかな? そして Dirty Girl のなんとも言えない心地良さ.さらに The Other Side のボーカル.Marc の歌声って,決して歌唱力があるわけではないのだが,愛着がわくというか,また聴きたくなるというか,んー上手い表現ないかな.

1000 Ways は100点満点.これ Cream だわ.ギターソロとか,なんの策略もなしに,自然とこういうフレーズが頭に思い浮かぶのは,うらやましいを通りこしてなんかムカツクな.

Greazy Chicken のネットリ感,なんともいやらしい.ワウ5段.

Just Take The Money ってそんなに繰り返されたら,もうたまらない.Running Man Blues でもうそんなことされたら,あーーー!!! えーそれで Bye Bye Suzy の展開ですか.あーーー!!!

「バイバーイ スージーバイバーイ バイバイバーイ」これ,絶対頭に残る.ギターもキレまくり.

Same Thing のカバーにハッとする.どう考えても Muddy のバージョンにかないっこないのに,そして特にボーカルはやっぱりハッキリ聴き劣りするのに,「だってやりたかったんだもーん」と言わんばかりに演っている.ブルースっぽくしようとか,カッコつけようとか,そういうのは一切感じられない.なにも気にしない,ノビノビとした,とても自由な.あくまでも,Marc Ford の,Marc Ford 以外のなにものでもない Same Thing.聴いているとニタニタ笑いが込みあげてくる.んー Marc かわゆい.

…あ,すみません,一部取り乱してます.


このアルバムを聴いて改めて思ったが,Burning Tree からの流れを考えると,むしろ Black Crowes に在籍していた時の Marc の方が異質だったのかもしれない.3ピースの Burning Tree で,ギター・ボーカル・作詞・作曲をしていたバリバリのフロントマンから,リズムギターの方が目立つバンドのリードギタリスト,と.特に song writing を譲ったのは大きかったんじゃないかな.やっぱり「ギタリスト」としてだけではなく,「シンガーソングライター」でありたかったと思うのだ.

それで,Black Crowes 在籍時後期の,Rich になかなか譲らない,若干弾き過ぎ気味の Marc や,Foam Foot で壊れたように弾きまくる Marc がいて,前作のレイドバックした Marc を経て,このアルバム…と考えると,17年のプロミュージシャン人生で,やっと自分がやりたかったことが表現できたのかも…というのは聴き手の勝手なイメージだが,まあ勝手なイメージ持ったってええじゃないか.


…さて,冒頭に,「『カッコいい』の定義が Marc 自身なんだから,本人のアルバムを聴いてカッコいいと思うのは当たり前」と書いた.

いやいや,本当は違うのである.

10代の頃の私は,誰より Marc Ford になりたかった.その Marc にシビれていた少年が30を越え,40になった Marc のニューアルバムを聴いて,「あー,マークっぽいねー」と言えるのが,最高ではないか.


Amorica の頃の Marc Ford が全盛期だと思ってたって?
とんでもない!
2007年の今こそが,彼のプライムタイムだ!

MarcFord.net :: The Official Marc Ford Site
Marc Ford myspace


2007年4月4日水曜日

Google PSO World Tour 2007 Tokyo [seminar]

DSC01393.JPG
Google のオープンハウスに行ってきました.
前回 とは少し趣が異なり,今回は Google の PSO (Partner Solutions Organization) が,その活動趣旨・内容を紹介する為に,世界各地で開催しているイベント.

PSO とは,ビジネスパートナーに対して技術面でソリューションを展開する組織のようで,なんでも Google は全収益の40%をパートナーとのビジネスから得ているとのこと.

http://www.google.com/pso

ということで,「技術講演」と題されたプレゼンも,どちらかというとビジネス寄り,というかむしろ「宣伝」に近いものがあったような気がするが,Google Video や日本の KDDI との提携におけるケーススタディなど,それなりに興味深い話もあった.

なかでも印象的だったのは,プレゼンターの Dora Hsu 氏 (Mountain View 本社から来た Google PSO のディレクター) が,あの Netscape ブラウザの元開発者であり,マイクロソフトとの戦争とその敗北から,ビジネスモデルを確立することが重要だと痛感して,Google 移籍後にパートナーソリューションの世界に飛び込んだという話.

「エンジニアも business perspective を持たなければいけない」という彼女の言葉には,なんとも重みがあった.

懇親会では,私が勤める会社出身の Google Japan のスタッフの方に会ったりもしました.


2007年4月1日日曜日

某就職情報誌にて [memo]

某就職情報誌のインタビューを受けました.
ここでもテストエンジニアの重要性を主張しています.