というわけで,前エントリー の続き.
まずはユーザープロファイルディレクトリを確認.
Windows の場合
C:/Documents and Settings/<ユーザー名>/Application Data/Mozilla/Firefox/Profiles/<適当な文字列>.default
Mac の場合
$HOME/Library/Application Support/Firefox/Profiles/<適当な文字列>.default
UN*X の場合
$HOME/.mozilla/firefox/<適当な文字列>.default
このディレクトリ以下で重要なファイルは以下の通り.
設定ファイル
prefs.js
user.js
ユーザースタイルシート
chrome/userChrome.css
chrome/userContent.css
ブックマーク
bookmarks.html
パスワードやクッキー等を記録したファイル
cookies.txt -- Cookie
signons.txt -- パスワード
key3.db -- パスワード要約ファイル
hostperm.1 -- 許可情報
cert8.db -- セキュリティ情報ファイル
secmod.db -- セキュリティ情報要約ファイル
その他
history.dat -- 履歴
downloads.rdf -- ダウンロード履歴
formhistory.dat -- フォーム履歴
localstore.rdf -- レイアウト情報
mimeTypes.rdf -- ダウンロードファイルタイプ情報
これらのファイルは定期的にバックアップすることをお勧めするし,違うマシンに Firefox をインストールしても,これらをコピーすれば同じ環境になるはず (但し,OS が違う場合は中身のパス名やフォント名等に注意).
今回注目するのは,user.js, chrome/userChrome.css, chrome/userContent.css の3つ.
設定ファイル (prefs.js, user.js)
基本的に Firefox の設定は,インストールした Add-ons (エクステンション) の設定も含めて prefs.js に集約される.prefs.js は Firefox が内容をアップデートするので,個人設定は user.js に書くようにする.
仕組みとしては,user.js の内容が Firefox 起動時に prefs.js にコピーされるだけ.
だから注意したいのは,例えば user.js のある行を (変更ではなく) 削除した場合,その行は前回起動時に prefs.js にコピーされて残っているので Firefox の挙動が変わらないという落とし穴.
user.js をいろいろいじる時は,prefs.js のバックアップを取っておくのが良いでしょう.
ユーザースタイルシート (userChrome.css, userContent.css)
両者の違いは,userChrome.css は Firefox 自体の見栄えをカスタマイズし,userContent.css は表示するコンテンツの見栄えをカスタマイズするというもの.
どれも,日本語を記述する場合は文字コードを UTF-8 にすること.
より詳細な説明を含め,中身のいろいろなハックについてはこちらを参考に.
ユーザーCSSのカスタマイズ - Mozilla Firefox まとめサイト
user.js - Mozilla Firefox まとめサイト
userchrome.css - Mozilla Firefox まとめサイト
usercontent.css - Mozilla Firefox まとめサイト