一眼レフカメラのレンズ保護フィルターは今すぐとっぱらおう [memo]
The Tech Guy のエピソードナンバー578 より.
高価なデジタル一眼レフカメラのレンズには保護フィルターを装着している方も多いと思うが,これが百害あって一利なしという話.
百聞は一見にしかずということで,リンク先の画像を見て頂きたい.
思いっきりヒビ割れたレンズと,そのレンズで撮影された写真である.
http://www.lensrentals.com/news/2008.10.30/front-element-scratches
http://www.certo6.com/gallery/planar.html
上は極端な例だが,実はレンズに少々のキズがついていても,写真にはまったくと言っていいほど影響を与えないそうだ.
これは,実際の撮影時にはレンズ表面のキズが完全にアウト・オブ・フォーカスとなる為で,あったとしても気付かないレベルでコントラストを下げる程度とのことである.
一方で,レンズ保護フィルターを装着している状態というのは,極端に言えば窓ガラス越しに写真を撮っているようなもので,少なからず画質を低下させる.
つまりキズがつくことを恐れて装着する保護フィルターは,実際にキズがついた場合よりも悪い環境を,定常状態から生み出してしまっているということだ.
いざとなったら,レンズの前面部を交換することもできる.
明確な目的の為に (画質低下のトレードオフを払ってでも) 装着する偏光フィルターや減光フィルターはまだしも,レンズ保護の為だけに装着するフィルターは,とっぱらってしまった方が良いのかもしれません.
2 コメント:
おっしゃる通りの話ですが、
昔のフィルターと違って、今のフィルターは、レンズ表面のゴミほどの違いしかないですよ。
レンズにカビが生えても、傷がついても写り日はほぼ影響はないです。
安いレンズはフィルターなし。
高級レンズはフィルター付きで使ってます。
カメラを持ち運ぶときとかにフィルターがあったほうが便利です。
撮影寸前にはずすのがいいかもしれないですね。
理論的にはどうであれ,やはり大切なレンズにキズがつくのは精神衛生上イヤなので,それでフィルターをつけるというはアリかもしれませんよね.
ちなみにショーの中では,それでも保護フィルターをつけるなら BnW や Tiffen のようなメーカーを選ぶと良いと言っていましたよ.
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