So What - 山口冨士夫 [music]
山口冨士夫という,伝説のギタリストがいる (と書くと死んだみたいだが,今も生きている…闘病中だけど).その冨士夫の自伝,"So What" が先月末に復刊したようだ.
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復刊にあたり特典 DVD がついており,そのサンプル映像が YouTube にあがっていた.
この本は私が中学生の頃,宝島 (だったかな?) の「私の人生に影響を与えた本」という特集で高い評価を得ており,私も当時読んだ.
黒人と日本人のハーフとして生まれ,幼くして親に捨てられ,孤児院で「ヤマグチ」だから「フジオ」と名付けられ,その後音楽とドラッグにどっぷり漬かった怒涛の人生が綴られている.
個人的には,リアルタイムで経験した訳ではないし,正直それほど傾倒しているギタリストでもない.それでも彼のイカした発言は,今も印象に残っている.
昔は俺はウマすぎた
今じゃ10年かかってやっとヘタクソになれたぜ
クラプトン? あんなのは練習すれば誰でもできる
本当にすごいのはストーンズと村八分だ
なんで俺が335とテレキャスを使うか知ってるかい?
それは俺がブルースマンだからさ
人生にはいろいろありやがる
でもどんなに最低で最悪の時間を集めても,「最高」の一瞬にはかなわない
ギターはバカウマ,でも決してテクニシャンではない.時にはジミヘン,時にはキースと「そこまでやるか」というぐらい似ていても,ただの猿真似ではない,なにか魅きつけるものがある.彼の強烈なカリスマ性が,ミュージックシーンに与えた影響は計り知れない.
最近の写真を見ると,びっくりするぐらい痩せている.まだまだ現役でいてほしいものだ.
ロックミュージシャン山口冨士夫を支える会: 病後初めて人前に出たフジオです
今日は6月9日で「ロック」の日.久しぶりに冨士夫を聴いて過ごそう.
2 コメント:
今日は、村八分とストーンズを聞こう。ロックの日だからね。
久しぶりに聴くとなんか感動しますね
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