Right as Rain - Gia Ciambotti [music]
友人から「好きなはず」と言われて紹介されたのが,この Gia Ciambotti という女性アーティスト.MySpace で視聴してみたところ,「はいキタコレ!」って感じだったので,すぐアルバムを購入してしまいました.
ぜひアルバムタイトル曲の "Right as Rain" を聴いてみてほしい.色気のある乾いた声で,なんとも硬派な雰囲気を作り上げている.
http://www.myspace.com/giaciambotti
心地良いリズムとソウルフルな歌声がしばらく続いて,ハッとするのはアルバムの最後に収録されている Otis Redding の名曲, "That's How Strong My Love Is" のカバーだ.初期の The Rolling Stones を始め多くのアーティストにカバーされ,いろんなバージョンを聴いているが,女性ボーカリストの声で聴くのは始めてだった.
「もし僕が遥か彼方の太陽だったら
この愛と一緒にどこへでも行くよ
太陽が沈んだら月になるんだ
僕が君のそばにいることを教えてあげられるように」
…と歌うこの甘いラブソングを,女性の,しかも彼女のような声で聴くのが,なんとも新鮮だった.っていうかメチャクチャかっこいい.
ところでこのアルバムは彼女のデビュー作だが,どう聴いても「デビューしたての新人」の音ではないと思ったら,実は結構な経歴の持ち主のようだ.
橋下駄の音: [購入物]Ciambotti
かつてのLucinda Williamsバンドのベース奏者Dr. John Ciambottiの愛娘Giaのソロデビュー作。活動歴は意外と古く80年代にA&Mからガールズポップグループの一員としてデビューしていたり、スプリングスティーンの『MTV Plugged』を筆頭に、調べてみるとコーラスとしての参加作品の意外な多さに驚く(最近ではLucinda Williamsの『West』にもバックヴォーカルで参加)。
Bobby Joyner のファーストアルバムでは,あの The Mother Station の Susan Marshall と共にコーラスをつとめたこともあるのだとか.
余談になるけど,旅に新しい音楽を持って行くと,後で聴き返した時に旅先で見たものや感じたことを思い出すじゃないですか.それでちょうどアメリカに行く予定があって,好きそうで聴いたことがない音楽を探していた時に,このアルバムをタイムリーに紹介してもらった.先週まで行っていた Pittsburgh - Boston - San Diego - San Francisco では,このアルバムをメインに聴いていました.
というわけでこのアルバムは,私的には「2007年夏のアメリカの想い出」だったりします.
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