2008年4月30日水曜日

人間っぽさ [diary]

携帯で撮った写真なので映りが良くないけど.
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たまたまふらっと入った居酒屋の親父さんが,20歳でこの世界に入り,11年の修行を経て,自分の店を持ってから実に41年という職人だった.

さすがにキャリアが長いだけあって,料理も旨いが話も上手い.話題の引き出しが豊富で,客を楽しませるトータルのおもてなしが身にしみついているのだろう.

「柚子コショウなんかありますか?」と聞くと,「あーないけど今から作るから待ってて.ウチは作り置きも既製品もないから」と.なんと醤油やポン酢まで手作りらしい.

「こだわりがすごいですね」と話しかけると

もうね,ウチの味噌汁を飲んでもらえば分かります

と言う.それで頂いてみたら,これが大爆笑なのだ.


こういうことが,とても人間っぽいと思うのですよ.
なにも特別なことじゃなくても,例えば大好きな曲を聴いて「なんていい曲なんだろう」と改めてしみじみとしてみたり,たまたま話しかけた知らない人がすごくおもしろい人で思わず笑っちゃったり,そしてふらっと入った居酒屋の親父さんが筋金入りの職人で一口飲んで大爆笑するほど味噌汁が旨かったり.

なにも特別ではない,everyday life のこんな一時がとてもいいですね.


終わりのとき [memo]

始まりのときは,終わりを考えない.
終わりのときは,始まりを考えるんだ.

-- 高橋 靖子


2008年4月29日火曜日

RTM で 4/31 を検索すると [memo]

Remember The Milk のサーチボックスで

due:4/31


と検索すると,5月1日のタスクが出てきた.

なかなか気が利いている.


名古屋での一時 [diary]

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まあ矢場とんもコメダ珈琲も今では東京にもあるのだが.
コメダで満席だったので出ようとした時の「すぐ空くでちょっと待っとりゃあー!」と高らかに呼び止めるおばちゃんの声は東京では聞けないと思った.


2008年4月28日月曜日

伊豆高原 [diary]

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2008年4月27日日曜日

Little reunion again [diary]

つい先日,高校時代のルームメイトに再会したという話を書いたが,
Peace Pipe: 旧友の再来日 [diary]

なんと当時一緒に住んでいたもう1人のルームメイトがたまたま来日した.

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彼に会うのも高校卒業以来.
こんなタイミングが重なるから実に不思議だ.

そして自分で魚を釣ってそれを食べるという 釣船茶屋ざうお へ.
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味の方は,いくら釣りたて新鮮とはいえ,所詮は店で飼われている魚…と言ってしまえばそれまでだが,どちらかといえば雰囲気を食す店だろう.そういう意味では相当楽しめた.


余談になるが,最近は劇的に忙しい日々が続いており,特にここ1ヶ月はほぼ毎週休日出勤,夜中の2時3時まで会社にいることも珍しくなかった.5月以降も忙しい日は当分続きそうだが,このゴールデンウィークだけは11連休にして,とにかくゆーーーっっっくりしようと思っている.その一時のバケーションの初日は,最高の1日が送れたように思う.


2008年4月22日火曜日

じゃあ,彼にとっては…? - 光市母子殺害事件 [reflection]

呆れるほど脳天気な春の陽気が漂う中,光市母子殺害事件に死刑判決が下された.

Peace Pipe: 天国からのラブレター [movie]

本村さんはメディアに向かって主張を繰り返しているが,私の心に鮮明に刻まれているのは,1999年に彼が生放送で発した「もし裁判所が加害者を死刑にしないなら,刑務所から出てきた時に私が自分の手で殺す」という言葉だ.

彼は,1976年3月生まれ.学年で言えば私と同じになる.
そんな,同じ時代を生きてきた彼の戦いを,8年間見てきた.

その間に,私も1人の娘を持つ父親になった.

…だから彼の気持ちが分かるなんて言うつもりはない.
ただ,いてもたってもいられないのだ.


今日の判決の2日前,本村さんはこんな風に心境を明かしている.
光母子殺害、本村さん極刑望む…22日の控訴審判決を前に心境

(社会が)命の重さを考える機会であってほしい

社会にとっては,命の重さを考える機会でもいい.
だけどそんなことは聞きたくないんだよ.

君自身にとっては,どうなんだい?

人生が80年とすれば、その10分の1にあたるもので、私の20代を家族と裁判に費やした

納得できる判決が出れば、心は癒やされると思う


本当にそうであったことを,願っている.


2008年4月12日土曜日

人柄が味に出る店 [gourmet]

今日も,いろんな意味でプロの仕事を見させてもらいました.
なぜこの店は,ここまで最高に旨いんだろうと思う.

Peace Pipe: 西麻布 博多チムそば [gourmet]

彼は通称「きてぃ」さん.前の店でも,もちろんこの店でも,それで通っている.


やっぱり,どう考えても,彼の人柄なんだろうなーと思う.

料理とは,技術だけではないはずだ.
どれだけ最高の素材とテクニックを駆使したところで,ムスッとして食べる料理が旨いわけがない.笑顔こそが,最高の調味料だと思うのだ.

西麻布周辺に住んでいるか仕事で通っている人,いや関東に住んでいる人は,まず行ってみるべきだ.

…いやいや,あえてこう断言しよう.
世界中どこに住んでいたって,この店に行く為だけに西麻布を訪れる価値がある.大袈裟だと思うなら,一度ここのモツ鍋とラーメンを食べてみればいい.

もったいない.
チムそばの味を体験しないのは,絶対にもったいない.
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最近忙しくてこのブログすら更新できていなかったが,そんな時だからこそあえて時間を作って「きてぃ」さんの味を堪能したくなる.本当にそう思わせる店だと思う.

「この人に会いたい」「この人の味が食べたい」
「この『人』が創造する雰囲気に,ちょくちょく触れてみたい」

…そんな風に思える店が,あったっていいじゃないですか.

西麻布 博多チムそば 【グルメぴあ】