アメリカ最後の夜に触れた感性 [diary]
アメリカ最後の夜は,こちらに住む旧友と再会することができた.
彼は去年まで東京で働いていたものの,「やっぱり俺にはアートだ!」と思ったらしく,今はここ San Francisco でデザインの勉強をしている.
自分の夢を,がむしゃらに追いかけている人間だ.
これは彼のペインティング.思わず目の前にして立ちすくんでしまった.
これは動物園に行った時に感じたことを表現したものらしい.
自然にいるはずの動物が動物園で消費されているというコンシューマリズムを,体に OREO クッキーというプロダクトを使って表現したシマウマ.動物を通して会話をする親子の手形を体に無数につけた,メディアとしての動物を表現した羊.2体とも表情が凄まじい.
自分で曲をかいて CD を制作したり,
他にもムービーを作ったり,写真を撮ったり,建築をしたりと,とにかくあらゆる形でその溢れんばかりの感性を表現している.
体のどこを切っても,クリエイターの血が流れているのだろう.
人間が気持ちよく感じるってどういうことだと思う?
なんかそれを表現したいんだよね
と,目をキラキラさせて言うのだ.
今回のアメリカ出張は,Pittsburgh で CMU/SEI を訪問したり,9年ぶりに Boston に帰ったり,San Diego でとても内容の濃い2日間を過ごしたり,San Francisco で独立記念日を向かえたり,Google Headquarter を訪ずれたりと,非常に刺激的なことばかりだったが,最後の夜に触れた彼のナイフのような感性が一番刺激的だったような気がするよ.
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