2006年10月31日火曜日

Halloween の想い出 [diary]

この時期になると決まって思い出すこと.

16歳の時にアメリカに渡って迎えた1年目の秋,まだ英語もろくに話せないしアメリカの文化や習慣にも戸惑いだらけだった頃,ルームメイトに「ハロウィンパーティーに招待された」と英語で言ったつもりが「ヘロインパーティーに招待された」と聞こえたらしく大騒ぎされた想い出.

大体普通に考えれば分かりそうなものなのに (そして多分分かっていたんだろうけど),アメリカ人はこういう時はとことんイジワルだ.「自分達は常に正しい」メンタリティーの国民だから,他人の間違いをやり玉にあげることに関しては天才的.


英語の失敗は数えきれないけど,一番恥ずかしかったのは,同じく1年目に学校のカフェテリアで働いていた時のこと (最初の1年だけ通っていた全寮制の高校は,生徒が無償で図書館やカフェテリアなどの学校施設で働かなければいけなかった).

ある日,スーパーバイザーに「地下の fridge から "half and half" を持ってこい」と言われる.

"half and half" ってのはアメリカによくあるコーヒーのクリームのこと (スジャータみたいなの).でも英語がよく聞き取れないし (冷蔵庫は "refrigerator" だと思ってたから "fridge" なんて言われても分からない),そもそもその時は half and half なんて知らないし,何回か聞き直してたらなんか相手もめんどくさそうになってくるし…

で,「ハーフ オブ...ハムかな…」と.

ハムを抱えて登場した途端にみんなの笑い者.
もう逃げ出したくてたまらなかった.


まあそんな経験もあって今の自分があるんだろうし,今では良い想い出かな.

アメリカ1年目の印象はとても強くて,今でも Jack-O'-Lantern (Halloween のカボチャのお化け) や half and half, そして Bill Clinton の大統領就任や Eric Clapton の Unplugged などの1992年の映像などを見ると,当時の想い出が蘇えってくる.

大人になっても,恥をかきながらやっていきたいものですね.


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