ブラウザあれこれ [mac]
「Mac ではメインブラウザを何にしようかねぇ?」という話.普段は Firefox をメインに使っているが,せっかく Mac に "SWITCH" したので,しばらく Safari を使ってみることに.設定項目もコンパクトで分かりやすいし,UI もとても美しい.
ただ使ってると,「ブラウザの質」うんぬんよりも,単純にこれまでの環境の個人情報データが欲しくなってくる.ブックマークのインポートぐらいはできるけど,特に Cookie の内容,つまり各ウェブサイトのログイン情報や Peace Pipeのアクセス解析の管理者情報 (自分自身で観覧した分をアクセス統計ら除く) など,いちいち再設定するのが煩わしい.
Cookie Selector for OSX というのを見つけたが,Safari ⇔ Firefox 間の Cookie データ移行はサポートされていなかった (あたり前か...でも惜しいな).
両者のファイルフォーマットを解析して変換するスクリプトを書いてもよかったけど,パスワードデータベースなども引き継ぎたかったので,結局 Firefox に戻ってくる.
Firefoxは Mac:Intel - wiki.mozilla.org にある非公式の Intel CPU 対応版を入れてみる (Deer Park として公開されている).
自分が利用していたエクステンションとテーマを入れ,元々の環境のユーザープロファイル下の,
設定ファイル: prefs.js user.js ユーザースタイルシート: chrome/usercontent.css chrome/userchrome.cssから必要な部分を抜き取り,さらに
個人情報ファイル: bookmarks.html -- ブックマークファイル cookies.txt -- Cookie signons.txt -- パスワード key3.db -- パスワード要約ファイル hostperm.1 -- 許可情報 cert8.db -- セキュリティ情報ファイル secmod.db -- セキュリティ情報要約ファイルをコピーしてくれば,今までとまったく同じ環境が手に入った.
あとはお好みで,Mac OS X - Firefox まとめサイト などを参考に,外観を Safari っぽくしてもいいし (私がやったのはここまで),
history.dat -- 履歴 downloads.rdf -- ダウンロード履歴 formhistory.dat -- フォーム履歴 localstore.rdf -- レイアウト情報 mimeTypes.rdf -- ダウンロードファイルタイプ情報あたりの個人情報ファイルまでコピーしても良いだろう.
改めて思うことは,どのプラットフォームでも同じ操作感でいけるのは大きいな,と.実際,ブラウザ・MUA (メーラ)・エディタ・IM (日本語変換)・シェル ぐらいが統一できれば,ちょっと使う分には OS が何でも構わないのかも.
Mac では Camino という Gecko (Mozilla や Firefox が利用しているレンダリングエンジン) ブラウザもあるので,これも試してみる.既に universal binary 化され (つまり Intel Mac に対応しており),Mac OS Xに最適化され (Firefox の XUL に対して Cocoa が使われている),Addressbook や Keychain 等数々のOS X 機能が統合されているので OS との親和性も高く,Look and Feel もかなり洗練されている印象を受ける.うーん,いいブラウザだ.
しかし,Firefoxの一番の強みとも言えるエクステンションがサポートされておらず,greasemonkey, mozless,xulmigemo 等のエクステンションに完全に「ロックオン」されている私は現段階でメインブラウザにはできなそう.うーん,でもいいブラウザだな.
というわけでしばらくは Firefox をメインに使い,たまに思い出した時にでも Safari を使いながら,Camino に移行できるかどうか自分と相談しつつ,最終的に Mac で使うブラウザを決めていこうと思っている.
会社の元後輩が作っている シイラ というのも,今度試してみようかな.
せっかくなので最後に Firefox と Camino のスクリーンショットでも (左が Firefoxで,右が Camino).
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