2014年12月27日土曜日

7つの習慣 - 世界中で支持される成功哲学 [book]

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

年の瀬ということもあり,今年読んだ本を思い返していたところ,その中の3冊が実は関連しており,それぞれの点が線として繋がることに気づきました.

1冊目は概念編.アルフレッド・アドラーの思想を紐解いた,「嫌われる勇気」です.アドラーの思想は私にとって非常に身近に感じられる部分もあり,また life changing な部分もあり,この本は私の宝物になるでしょう.

2冊目は応用編.スティーブン・R・コヴィーの「7つの習慣」です.世界的に有名なこの本ですが,私にはアドラーの思想を,具体的な活動原則に落とし込んだ内容に思えます.

3冊目は実践編.堀江貴文の「ゼロ」です.彼の生き様は,まるでアドラーの思想の,具体的なインプリメンテーションのようです.

この3冊について,感想を交えた書評ではなく,内容を要約した読書メモという形で,掲載をしてみます.


本エントリーは「7つの習慣」について.
もはや説明の必要もないぐらい,世界中で長年に渡って売れまくっており,企業研修などにも取り入れられている本書.昨年,17年ぶりに新たに訳し直され,「完訳 7つの習慣」として再出版されたこともあり,今年に入ってから読み返しました.以下,読書メモです.



【パラダイムと原則 (Paradigms and Principles)】

== インサイド・アウト

・本書の根底にある考え方が「インサイド・アウト」
・インサイド・アウトとは,自分自身の内面 (インサイド) からはじめ,それから他人や環境 (アウト) を変えるという意味

・一次的な真の成功とは,優れた人格を持つこと
・社会的成功,社会的評価などは,二次的なもの

・信頼という土台がなければ,成功は長続きしない
・基礎となる人格の良さがあって初めて,テクニックも生きてくる

・人が物を見る時には,あるレンズを通して見ており,そのレンズこそが一人一人の世界観をつくっている
・従って,そのパラダイムを転換させることにより,自分の在り方を変えることができる

・人生には原則というものが存在し,その原則に従うことにより,大きな効果を得ることができる
・原則は人間の行動を導く指針であり,永続的な価値を持っている

・インサイド・アウトのアプローチでは,公的成功を果たすためには,まず自分自身を制する私的成功を果たさなくてはならない
・自分との約束を果たすことができてはじめて,他者との約束を守ることができる

・たとえば…
- あなたが幸福な結婚生活を望むなら,まずはあなた自身が,ポジティブなエネルギーを生み出し,ネガティブなエネルギーを消し去るパートナーになる
- わが子にもっと快活で協調性のある人間になってほしいと望むなら,まずはあなた自身が子どもを理解し,子どもの視点に立って考え,一貫した行動をとり,愛情あふれる親になる
- 仕事でもっと自由な裁量がほしければ,もっと責任感が強く協力的で,会社に貢献できる社員になる


== 7つの習慣とは

・依存から自立へ,そして相互依存へと至る「成長の連続体」を導くプロセス

・人格は繰り返し行うことの集大成である故,秀でるためには,一度の行動ではなく習慣が必要
・知識,スキル,意欲の3つが交わる部分を習慣と定義する

・I 私的成功 (依存から自立へ)
- 第1の習慣: 主体的である
- 第2の習慣: 終わりを思い描くことから始める
- 第3の習慣: 最優先事項を優先する

・II 公的成功 (自立から相互依存へ)
- 第4の習慣: Win-Win を考える
- 第5の習慣: まず理解に徹し,そして理解される
- 第6の習慣: シナジーを創り出す

・III 再新再生
- 第7の習慣: 刃を研ぐ

・私的成功と公的成功の順序を逆にすることはできない - あくまでもインサイド・アウト,内から外へ

・第1,第2,第3の習慣は自制をテーマにしており,依存から自立へと成長するための習慣,人格の成長に不可欠な私的成功をもたらす習慣

・第4,第5,第6の習慣では,真に自立した人格の土台の上に,個々人の個性を生かしたチームワーク,協力,コミュニケーションの公的成功を築いていく

・第7の習慣は,再新再生の習慣であり,他のすべての習慣を取り囲んでいる
・成長という上向きの螺旋を生み出す継続的改善であり,第1から第6までの習慣をより高い次元で理解し,実践できるようになる

・自立は自分を解き放つ,価値のある目標
・自立していても,相互依存的に考え行動できるまで成熟していなければ,個人としては有能であっても,良いリーダーやチームプレーヤーにはなれない
・夫婦,家族,組織という現実の中で成功するには,相互依存のパラダイムを持たなくてはならない
・人生とは,本質的にきわめて相互依存的
・相互依存は,自立した人間になって初めて選択できる段階

・「7つの習慣」は,断片的な行動規範を寄せ集めたものではない
・成長という自然の法則に従い,連続する段階を踏んで,個人の効果性,人間関係の効果性を高めていく統合的なアプローチ


== 効果性の定義

・P/PC バランス
- P は成果 (Production),すなわち望む結果
- PC は成果を生み出す能力 (Production Capability)

・効果性の鍵はバランス
- P だけを追及すれば健全でなくなる
- PC に力を入れすぎると本末転倒になる


【私的成功 (Private Victory)】

== 第1の習慣 主体的である (Habit 1 Be Proactive)

・私たちの行動は,周りの状況ではなく,自分自身の決定と選択の結果
・人生が条件づけや状況に支配されているとしたら,それは意識的にせよ無意識にせよ,支配されることを自分で選択したからに他ならない

・私たちが直面する問題は,次の3つのどれか
- 直接的にコントロールできる問題 (自分の行動に関わる問題)
- 間接的にコントロールできる問題 (他者の行動に関わる問題)
- コントロールできない問題 (過去の出来事や動かせない現実)

・主体的な人は,影響の輪 (自分でコントロールでき,影響を与えられるもの) の領域に労力をかけている
・主体的な人のエネルギーには,影響の輪を押し広げていくポジティブな作用がある

・一方,反応的な人が労力をかけるのは影響の輪の外
・他者の弱み,周りの環境の問題点,自分にはどうにもできない状況に関心が向く
・こうした事柄ばかりに意識を集中していると,人のせいにする態度,反応的な言葉,被害者意識が強くなっていく

・影響の輪にフォーカスすることは,人格を磨くことに他ならない

・主体的な人の変化のパラダイムは,「インサイド・アウト (内から外へ) 」
・自分自身が変わる,自分の内面にあるものを変えることで,外にあるものを良くしていくという考え方

・主体的なアプローチは,間違いをすぐに認めて正し,そこから教訓を学ぶ
・だから失敗が成功につながる

・今すぐにでも自分の人生の主導権を握るための2つの提案
- 1つは何かを約束して,それを守ること
- もう1つは,目標を立て,それを達成するために努力すること

・30日間,影響の輪の中のことだけに取り組むという,自分の主体性を試すテストに挑戦してみる


== 第2の習慣 終わりを思い描くことから始める (Habit 2 Begin with the End in Mind)

・第2の習慣のテーマは,「リーダーシップ」
・「終わりを思い描くことから始める」とはつまり,目的地をはっきりさせてから一歩を踏み出すこと

・リーダーシップは正しいことを行うことであり,マネジメントは正しく行うこと
・リーダーシップはトップライン (目標) にフォーカスし,何を達成したいのかを考える
・マネジメントはボトムライン (最終的な結果) にフォーカスし,目標を達成するための手段を考える
・どの山に登るかを決める (ビジョンを示し,ゴールを定義する) のがリーダーシップであり,山を効率的にうまく登れるようにするのがマネジメント

・自分の葬儀で述べてもらいたい弔辞を真剣に考えてみる
・それがあなたの成功の定義になる
・名声,業績,金を手にすることは,本当にあなたが登るべき山だろうか?

・どの業界をとっても変革を求められている現代において,まず必要とされるのはリーダーシップ,マネジメントはその後
・リーダーシップなきマネジメントは,「沈みゆくタイタニック号の甲板に椅子をきちんと並べるようなもの」

・終わりを思い描くことから始める習慣を身につけるには,個人のミッション・ステートメント (信条,あるいは理念を表明したもの) を書くのがもっとも効果的
・個人のミッション・ステートメントには,どのような人間になりたいのか (人格),何をしたいのか (貢献,功績),そしてそれらの土台となる価値観と原則を書く

・自分は何者なのか,何を目指しているのか,何を信じているのかを明確に意識し,それが変わらざるものとして内面にあってこそ,どんな変化にも耐えられる
・個人のミッション・ステートメントを書くときは,まず自分の影響の輪の中心,つまり基本的なパラダイムであり,世界を見るレンズであり,自分の世界観を形成しているもの,から始める

・役割と目標を特定する
・自分の役割を全部書き出したら,次はそれぞれの役割で達成したい長期的な目標を立ててみる
・右脳を使って,想像力と創造力,良心,インスピレーションを働かせる
・役割と目標は,人生のミッション・ステートメントに枠組みや指針を与える
・正しい原則を土台にしたミッション・ステートメントの延長線上に目標があるのなら,何となく立てる目標とは根本的に違うものになるはず

・自分の人生の中心に置くものは,安定,指針,知恵,力の源になる
・この4つの要素は,相互に依存し合っている
・この4つが1つにまとまり,調和がとれ,個々の要素が互いを高める状態になっていれば,気高く,バランスがとれ,揺るぎない見事な人格ができる

・安定 (security) とは,あなたの存在価値,アイデンティティ,心のよりどころ,自尊心,人格的な強さ,安心感のことである

・指針 (guidance) は,人生の方向性を決める根源である
・あなたの内面にある地図の中心にあり,目の前で起こっていることを解釈するときの基準である
・生活の中でのあらゆる意志決定,行動基準,原則,暗黙の規範である

・知恵 (wisdom) は,あなたの人生観,生活を送るうえでのバランス感覚である
・原則をどう実践するか,個々の原則がどのように関連しているのかを理解する知力である

・力 (power) は,行動する力,物事を成し遂げる強みと潜在的な能力のことである
・選択し,決断を下すために不可欠なエネルギーである
・深く根づいた習慣を克服し,より良い,より効果的な習慣を身につけるための力も含まれる

・さまざまな中心が考えられる
- 配偶者,家族,金,仕事,所有物,娯楽,友人・敵,宗教,自己…など
・上の4つ (安定,指針,知恵,力) を見つめれば,自分の中心をはっきりと認識できる

・「原則中心」という考え方
・正しい原則を通して見るのと,原則以外のものを中心にしたパラダイムを通して見るのとでは,目の前に広がる人生はまるで違ったものになる

・原則中心の人は物事を見る目が違う
・違った見方ができるから,考え方も違ってくるし,行動も違う
・揺るぎない不変の中心から生まれる心の安定,指針,知恵,力を持っているから,主体性にあふれきわめて効果的な人生の土台ができる

・ミッション・ステートメントを書くプロセスは,書き上がったものと同じくらいに重要
・深く内省し,緻密に分析し,表現を吟味し,自分の内面の奥底にある価値観と方向性を簡潔に,かつ余すことなく書き上げ,心が納得できるまで何度も書き直す
・自分にとっての優先事項を深く,丹念に考え,自分の行動を自分の信念に照らしあわせる

・自分の人生にとって一番大切なことは何か,どのような人間になりたいのか,本当にやりたいことは何かを真剣に考え,本気で知ろうとした人は皆,必ず敬虔な気持ちになる
・今日や明日のことだけでなく,より長期的なことを考え始める

・家族や組織のミッション・ステートメントも書いてみる

・ミッション・ステートメントを日々の生活で実践する為に,イメージ化 (visualization) と自己宣誓書 (affirmation) を使う
・良い自己宣誓書は5つの条件を満たしている
- 個人的な内容であること
- ポジティブな姿勢が表現されていること
- 現在形で書かれていること
- 視覚的であること
- 感情が入っていること


== 第3の習慣 最優先事項を優先する (Habit 3 Put First Things First)

・第3の習慣のテーマは (第2の習慣の「リーダーシップ」に対して),「マネジメント」

・質問1: 現在はしていないが,もし日頃から行っていれば,あなたの私生活に大きくポジティブな結果をもたらすと思うことを1つ挙げるとしたら,それは何だろうか?
・質問2: 同様に,あなたの仕事や専門分野で,ポジティブな結果をもたらすと思うことを1つ挙げるとしたら,それは何だろうか?

・右脳でリーダーシップ,左脳でマネジメント
・リーダーシップは基本的には右脳の精力的な活動
・技術というより芸術であり,哲学を土台としたもの
・あなたが自分の人生でリーダーシップを発揮するには,自分の人生はどうあるべきか,自分自身に向かって究極の問いかけをしなければならない
・その問いかけを真正面からとらえ,真剣に考え,答えを見出したなら,次は,その答えにふさわしい生き方ができるように,自分自身を効果的にマネジメントすることが必要
・マネジメントとは,左脳にある効果的な自己管理の側面を使い,作業を細かい部分に分け,分析し,順序だて,具体的に応用し,時系列で物事を取り扱っていく

・毎日の生活の中で意志をどのくらい発揮できているかは,誠実さの度合いで測ることができる
・誠実さとは,基本的には自分自身にどれだけ価値を置いているかということ
・自分に約束し,それを守る能力,「言行一致」のこと
・自分を大切にし,自分を裏切らないこと
・誠実さは人格主義の根本をなし,主体的な人間として成長するために欠かせないもの

・効果的なマネジメントとは,最優先事項を優先すること
・リーダーシップの仕事は,「優先すべきこと」は何かを決めることであり,マネジメントは,その大切にすべきことを日々の生活の中で優先して行えるようにすること
・自分を律して実行することがマネジメント

・要するに,自分を効果的にマネジメントできている人は,自分の内面にある規律に従い,意志を働かせて行動している
・内面の奥深くにある価値観とその源に従い,自分を律している
・感情や衝動,気分に流されず,自分の価値観を優先できる意志と誠実さを持っている

・成功者たちの共通点は,成功していない人たちの嫌がることを実行に移す習慣を身につけているということ
・自らの嫌だという感情をその目的意識の強さに服従させている

・感情を抑え,最優先事項を優先するには,目的意識と使命感が要る
・第2の習慣で身につけた明確な方向感覚と価値観が要る
・そして,優先する必要のない物事に「ノー」とはっきり言えるためには,あなたの中に燃えるような「イエス」がなければならない
・何よりも大切にすべきことを自覚していなければならない
・やりたくないと思っても実行する意志の力,その時どきの衝動や欲望ではなく,自分の価値観に従って行動する力も必要

・時間管理の本質を一言で言うなら「優先順位をつけ,それを実行する」に尽きる

・時間管理のマトリックス (緊急・緊急でない vs. 重要・重要でない)
- 第I領域: 重要,緊急
- 第II領域: 重要,緊急でない
- 第III領域: 重要でない,緊急
- 第IV領域: 重要でない,緊急でない

・第II領域は,効果的なパーソナル・マネジメントの鍵を握る領域
・第III領域と第IV領域を避け,できるだけ第II領域の活動を行い,第I領域が占める割合を小さくしていく
・効果的な人々は「問題ではなく機会に着目する」

・冒頭の質問2つの答えは,どれも第II領域に入る
・自分にとって一番重要なこと,もっとも大切にするべきことを決めたら,それ以外のことには勇気を持って,明るくにこやかに,弁解がましくなく「ノー」と言えなければならない
・ためらわずに「ノー」と言うためには,それよりも強い「イエス」,もっと大事なことが,あなたの内面で燃えていなくてはならない

・第II領域を重視するパラダイムは,原則中心の考え方から生まれる
・マネジメントはリーダーシップに従う
・あなたの時間の使い方は,あなたが自分の時間や優先すべきことをどうとらえているかで決まる
・原則中心の生き方と個人的なミッションに基づいて物事の優先順位を決め,それがあなたの心と頭に深く根づいているなら,第II領域は自然と喜んで時間をかけたい場所になるはず

・第II領域活動のための時間管理ツールが満たすべき6つの基準
- 一貫性
- バランス
- 第II領域へのフォーカス
- 人間関係重視
- 柔軟性
- 携帯性

・第II領域を中心にして計画を立てるときは,次の4つのステップを踏む
- 役割を明確にする
- 目標設定
- スケジューリング
- 1日単位の調整

・第4世代のセルフ・マネジメント
- 原則中心である
- 良心に導かれている
- 価値観や長期的な目標を含めて,自分だけに与えられたミッションを明確にできる
- 人生における自分の役割が明確になることで,バランスのとれた生き方ができるようになる
- 一週間単位のスケジューリングによって視野が広がる
・これら五つの利点に共通しているのは,あくまでも時間は二番目であり,人間関係と結果を第一に重視しているということ

・すべてのことを達成するには,自分の時間を使って実行するか,人に任せるか,どちらかしかない
・ここで大事なのは,自分の時間を使うときは効率性を考え,人に任せるときは効果性を考えること

・使い走りのデリゲーションではなく,全面的なデリゲーションを行う
・全面的なデリゲーションを行うには,次の5つを明確にし,何が期待されているのかをお互いに理解し,納得しなければならない
・望む成果
・ガイドライン
・リソース
・アカウンタビリティ
・評価の結果


【公的成功 (Public Victory)】

・信頼口座の残高を増やす6つの預け入れ
- 相手を理解する
- 小さなことを気遣う
- 約束を守る
- 期待を明確にする
- 誠実さを示す


== 第4の習慣 Win-Win を考える (Habit 4 Think Win/Win)

・人間関係の6つのパラダイム
- Win-Win
- Win-Lose
- Lose-Win
- Lose-Lose
- Win
- Win-Win or No Deal

・Win-Win とは決してテクニックではない,人間関係の総合的な哲学

・Win-Win を構成する5つの側面
- 人格
- 人間関係
- 協定
- システム
- プロセス


== 第5の習慣 まず理解に徹し,そして理解される (Habit 5 Seek First to Understand, Then to Be Understood))

・「まず理解に徹する」ためには,大きなパラダイムシフトが必要
・相手の身になって聴く,共感による傾聴
・共感による傾聴とは,まず相手を理解しようと聴くことであり,相手の身になって聴くこと
・共感は同情とは違う
・共感して聴くには,耳だけではなく,もっと大切なのは,目と心も使うこと
・口から出る言葉は人間のコミュニケーションの10%足らずで,30%は音によるコミュニケーション,残りの60%がボディランゲージ

・注意すべき,4つの自叙伝的反応 (自分の過去の経験 = 自叙伝を,相手の話に重ね合わせてしまう)
- 評価する
- 探る
- 助言する
- 解釈する


== 第6の習慣 シナジーを創り出す (Habit 6 Synergize)

・シナジーは,原則中心のリーダーシップの神髄
・ここまで学んできたすべての習慣は,シナジーの奇跡を創り出すための準備

・シナジーとは,全体の合計は個々の部分の総和よりも大きくなるということ

・シナジーの本質は,お互いの違いを認め,尊重し,自分の強みを伸ばし,弱いところを補うこと

・2人の人間の意見がまったく同じなら,1人は不要である


【再新再生 (Renewal)】

== 第7の習慣 刃を研ぐ (Habit 7 Sharpen the Saw)

・第7の習慣は,刃を研ぐ時間をとること
・第7の習慣が身につけば,他のすべての習慣を実現可能にする
・人の持つ4つの側面 (肉体,精神,知性,社会・情緒) を維持,再新再生するという習慣

・1日のうちわずか1時間を自分の内面を磨くことに使うだけで,私的成功という大きな価値と結果が得られる

・「7つの習慣」によって4つの側面のシナジーが創り出される
・4つの側面のどれか1つの刃を研ぐと,「7つの習慣」のうち少なくとも1つを実践する能力が高まる
・習慣には順番があるとはいえ,どれか1つの習慣が改善されると,シナジー的に他の6つの習慣を実践する力も高まっていく


== 再び,インサイド・アウト

・刺激と反応の間にはスペースがあり,そのスペースをどう使うかが人間の成長と幸福の鍵を握っている


4863940246完訳 7つの習慣 人格主義の回復
スティーブン・R・コヴィー フランクリン・コヴィー・ジャパン




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