Sunday, March 11, 2007

フラガール [movie]

去年公開された,日本アカデミー賞の最優秀作品賞を含む5冠を始め,数々の映画賞を受賞した,李相日監督の話題作がリバイバル上映されていたので,観に行ってきました.

昭和40年代の福島県を舞台にした,常磐ハワイアンセンター (現スパリゾートハワイアンズ) の誕生にまつわる実話を基に,フラダンスを通じたドラマを描いたストーリー.

「とっても泣ける映画」と聞いていて,確かにまわりでは鼻をすする音が聞かれたし,私自身もグッと来るものがあった.

それは,寒い東北の地に常夏の楽園を誕生させるという,言わば存在しない理想郷を追い求める人間本来の虚しさがあるからなのか,家族や友人に対する情が描かれているからなのか,思春期の少女の人生舞台や東京で夢破れたダンサーの感情変化を目の当たりにしているからなのか,あまりに圧倒的かつ圧巻のダンスのためか,日本が石炭から石油に移り変わるエネルギー革命の時代背景とそれに対する人々の苦悩が垣間見えるからなのか…

正確に言えば,そのどれでもあるし,そのどれでもなかった.
冷静に考えて,ありがちなストーリーだと言ってしまえばそれまでだ.

それでも,ここまで胸に残るものがあったのは,ひとえに「蒼井優の笑顔」に尽きると思う.

正直,個人的には「パッとしない」「あかぬけない」というイメージがあった蒼井優だが,スクリーンの中の彼女の笑顔は,目映いばかりに輝いていた.男が女性に対して感じる愛しさというより,人間が人間に対して感じる愛しさ…とでも言えばよいだろうか.この笑顔だけで払った金額の元は十分に取れる.


そしてその蒼井優に最後まで食われなかった,主演の松雪泰子も見事だった.ダウンタウンのごっつええ感じで頭叩かれてた彼女が,こんな素晴らしい役者になったんですねぇ.個人的には松雪泰子の60年代ファッションもツボだったりしたんだけど.

今週には DVD も発売されるようだが,しばらく各地でリバイバル上映されているようなので,去年見逃した方は,炭鉱に咲く花の笑顔を見に劇場に足を運んでみるのも良いかも.

フラガール オフィシャルサイト

松雪泰子
価格
レビュー昭和40年、福島県いわき市は炭鉱の町だったが、石炭から石油へエネルギー源が変わり、閉山が続いていた...

涙腺が容赦なく刺激されるが、熱い感動と共感を感じる映画。必見!
 見事な映画である。観る者に様々な映画的記憶を呼び起こしながら、それをリミックス、昇華させつつ、臆...
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2 comments:

ai said...

「フラガール」みたよー。人に話すとどうってことないストーリーになっちゃうんだけど、心あったかくなる素敵な映画だよね。正体は蒼井優の笑顔だったのか。納得。
そして内緒だけど今わたしフラダンス習ってます

toshi said...

> 正体は蒼井優の笑顔だったのか。納得。
「かわいい」っていうよりも,フツーに「凄い」って思ったよ.

> そして内緒だけど今わたしフラダンス習ってます
なんと!