ネット上の振る舞いが定義するあなたの年齢 - The Future Of The Web [memo]
TWiT Live Specials (TWiT というネット放送局が配信する番組の1つ) のエピソードナンバー32で,"The Future Of The Web" と題された特集がやっていた.
TWiT Live Specials 32
若くして起業家として成功を収めた4人のゲスト (17歳から21歳) が,それぞれウェブの将来についてプレゼンテーションを行い,最後は全員でパネルディスカッションをするという内容である.
以前このブログで「いつの時代も,若者の意見は常に正しい」と書いたことがあるが,10代・20代前半の若者が持つ無垢で純朴な一面と,起業家としての実績に裏打ちされたプロフェッショナルの顔を同時に見せながら,ゲストがビジョンを語る様は非常に興味深かった.
例えば Joey Primiani (フリーランスで働き,現在は Google の UX デザイナー) が語った
First and foremost, speed is the No.1 feature
(何においても,最も重要な機能はスピードである)
というのは,確かに良いサービスの絶対条件だと思うし,Mark Bao (今年高校を卒業したばかりだが,既に12のベンチャーを渡り歩き,そのうち6つは自ら起業) が「キーとなる4つの要素」として挙げた
Plausible
Disruptive
Implementable
Monetizable
というのも説得力があった.
そんな中,斬新だったのは Brain Wong (18歳で大学を卒業し,現在は自分の企業を立ち上げている) の,こんなコメントだ.
若さを測定する方法は2つある.
numerical age (実際の年齢) と online behavior (ネット上の振る舞い) だ.
つまり,16歳だろうが80歳だろうが,online behavior が同じであれば,ネット上では同世代だと主張しているのだ.
なるほど,と思った.
もちろん全ての人が高いネットリテラシーを持つ必要があるとは言わないが,いずれにしてもネット中心の未来はやってくる.一度自分のオンライン・プレゼンスを考えてみるのもいいかもしれない.
例えばこんなチェック項目はどうだろうか.
- ブログなど,ネット上に「自分のテリトリー」と呼べる場所がある (ネット上に自分の分身がいる)
- そこで発信した情報に対して,自分が考えもしなかった指摘や反論を受けたことがある
- なにかを検索する時に,対象やコンテキストに応じて Google (またはそれに準ずる検索エンジン)・SNS・Twitter を使い分けている
- アフィリエイトで収入を得ている
- リアルの世界では一度も会ったことのない,オンライン上の知り合いが2人以上いる
- 静的なコンテンツにおもしろさを感じられない
- 家に財布を忘れても何とかなる気がするが,ケータイ (スマートフォン) を忘れたら絶対に取りに戻る
- 基本的に自分の作業環境はリモートでも手に入る
- Twitter で複数のリストに入れられている (知り合いの "friends" リストなどは除く)
- 友人とはメールよりも Skype でコミュニケーションを取ることが多い
特に根拠はありませんが…
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