Saturday, October 23, 2021

スキルや経験とカルチャーフィットを同時に見る面接問題 (プロダクト人材) [memo]

Snap Japan で人材を募集していまして,最近は毎日面接をしています.

これまで,主にプロダクト方面の人材を採用する時に,いつも使っていたお気に入りの質問が1つあります.今回はもう少し総合的な人材募集ということもあり,もうこの質問は使わないと思うので,ここで紹介してみます.

【質問】
あなたに,絶対に上手くいく確信があるプロダクトアイデアがあったとします.でも周りの協力が得られません.これを実現するために,あなたならどうしますか? (実際にそういう局面で,どうしてきましたか?)

【出題意図】
例えば外資系の会社で,日本独特の行動に基づくアイデアを海外のエンジニアに説得する場合は,カルチャーを丁寧に説明するとか,日本で流行ってるアプリの実例を用いて比較するとか,いろいろと手はあるでしょう.

しかし,ここで導き出したい解答の1つは,「A/B テストをしてデータで証明する (してきた) 」です.その解答が出てこない場合は,「では A/B テストするとしましょう」と促がして次へ.

「では実際にテストを設計してみて下さい」とか「p-value は何ですか?」という基本的な質問から,「テストを実装するコストが高すぎてエンジニアのリソースが取れない場合はどうしますか?」という少し意地悪な質問などを投げかけます.

そして肝は,「テスト結果に統計的優位性が認められなかったらどうしますか?」という質問.

【解答例】トラフィックを増やします

【質問】どうやって?

【解答例】画面遷移の最初の方にテストのエントリーポイントを移動します

【質問】それでも優位性が認められなかったら?

…とにかく何度も,「それでも優位性が認められなかったら?」を繰り返します.

ここでどれだけアイデアがポンポン出てくるかで,口だけではなく,どれだけ実際に手を動かしてきたかのスキルと経験が分かります.5-6個すんなり出てくれば,とりあえずこの問題はクリアです.

ですが,もしその上で応募者が,

それでも結果が出ないなら,諦めて次のアイデアを試します

などと言うことがあれば,私なら全力でその方を獲りにいきます.

元々,上手くいく確信があったアイデアなんです.にも関わらず,結果が出ずに時間をかけるぐらいなら,(自分にはアイデアなんかいくらでもあるので) さっさと次のアイデアの仮説検証をします,というスピード感とフットワークの軽さを持ち合わせた方であれば,ぜひ一緒に働きたい.

経験・スキルと,カルチャーフィットを同時に測れる,なかなか良い質問ではないでしょうか.


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