コンテンツが持つ力と,人を幸せにするモノ作り [memo]
「コンテンツキング」という言葉には,2つの側面があると思うんですよね.
私には,自分の人生のテーマとも呼べるような,一生忘れられない曲や映画があります.それって誰にでもあるでしょう? 1つはそういった,心の拠り所になるコンテンツ.
もう1つは,昨今のアイドルの曲作りに代表されるような,コンテンツ自体に大きな意味はなく,カラオケで歌いやすくて,一緒に盛り上がることができるといったことを重視して作られたコンテンツ.
私は両者は対極と考え,ずっと前者を信じ,後者が栄えるビジネス的なコンテンツにジレンマを感じていました.
ところが先週,とある人と酒を飲んでいる時に,
その2つは,「人を幸せにする」という意味では,同じなんじゃない?
と言われて,なんか妙に腹に落ちたんです.
人生の支えとなり一緒に泣いたり笑ったりしたコンテンツも,何も考えず仲間と一緒に盛り上がることができるコンテンツも,人を幸せにするという意味では同じだと.
他人を幸せにするなんて,はっきり言っておこがましい.
でも,無くてもいいものなら,作らなくていいじゃないか.
せっかくモノ作りをするなら,人を幸せにするものを作りたい.
…そんなことを話し,改めてそう思ったのです.
その流れで彼は,こんなことも言いました.
漠然としたものには,がんばれないから,具体的な目標があるといいよね
例えば自分の子供が「これがあって良かったなぁ」と思えるものを目指す,とかね
例え話にしては,目標とするのにぴったりじゃないか.
自分の子供が,「これがあって良かったなぁ」と思えるものを作りたいね.
タイトルからは逸れるけど,この日一番心に残ったのはこんな言葉でした.
技術者として人の上に立つなら,
エンジニア (自分のメンバー),
エンジニアリング (モノを創造するという行為そのもの),
プロダクト (ハードウェア製品という意味ではなく,ここではアプリやサービス含めた一般的なプロダクトの意でしょう),
その中の最低どれか1つは,心から愛していること
こちらは肝に銘じておきます.
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