2009年7月29日水曜日

危機意識が高い社員のモチベーションは低いか [memo]

たまたま目にとまった記事です.

宋文洲のメルマガの読者広場: 社員のモチベーションは上げるな

はっきりいってこの世の中はやる気のない人がいて、初めて成り立つものです。

--中略--

そんなことを知りながらまじめな顔をして「社員のモチベーションを上げる努力をします」と言い張るマネージャーは無責任の極まりです。

--中略--

世間にはまともな顔をして「部下のモチベーションを上げる」と言い張るマネージャーやコンサルタント業者がいますが、その彼らが大したモチベーションの持ち主ではないことは一目瞭然です。


個人的には,そもそも「モチベーションを上げる」という概念自体が少し変な話だと思います.

不景気の昨今,派遣切りなんていう話はよく聞かれますが,日本の正社員は法律でガッチリと守られているのが現状です.


危機意識が,低い (もしくは無い) んだと思います.


要らなくなったら容赦なく解雇されるという状況であれば,常に自分の市場価値を意識するでしょう.

やる気がないということは,会社がつまらない…でもだからと言って (転職などの方法で) 環境を変えるだけのエネルギー,もしくは実力が無いと,そういうことなのかもしれません.

少なくともプロ意識があれば,やる気がなくてもアウトプットは出すように心掛けると思います.長い時間働くからエラいんじゃないんです.結果を出すからエラいんです.

ただ,人間はマシーンではないので,やる気には波があって当然だろうし,プライベートの悩みが仕事に影響を与えても,それは当たり前のことだと捉えておきたいものです.

私が社会人になる時に,ある人がこんな話をしてくれました.「学校はお金を払って行く所.あなたの為にいろいろなアレンジがされているし,教授もあなたのことを考えてくれる.会社はお金を貰いに行くところ.たとえどれだけ大変でつまらなかったとしても,それがデフォルトだと思って自分で何とかするんだよ」と.

モチベーションなんていう甘っちょろい概念よりも,プロ意識と危機意識.
…と,自戒を込めつつ...


まあ,ただ,肩の力を抜いてやりましょう.
1度や2度大失敗したところで,別に世界が終わるわけではないしね.


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