雅叙苑で至福の一時 - 九州の旅前編 [diary]

鹿児島に行きたいと思っていた．そしてどうせ南に行くなら，夏の一番暑い時に行くのがいいと思っていた．それで今年こそはと，8月頃行く計画を立てていたのだが，少し予定が早まってこのゴールデンウィークに行ってきました．

実を言うと，鹿児島に行きたかったというより，この宿に行きたかったのだ．何年か前にテレビで紹介されていて，それを見てからいつか行こうと決めていた妙見温泉「忘れの里 雅叙苑」である．
忘れの里 雅叙苑


そこには，極上の癒やしの空間があった．




建湯は20トンの大岩が手彫りでくり抜かれてできている．岩肌の感触が実にいい．源泉掛け流しで鉄分を含む強アルカリ性，土類重曹泉とのこと．


こちらは貸し切りの炭酸泉ラムネ湯と打たせ湯．ぬるくてやわらかい湯がとても気持ちいい．


川沿いには足湯があり，


部屋にも露天風呂がついている．


米は釜で炊かれ，野菜もここで育てたものが使われる．そして卵と鶏肉は，宿が所有する養鶏場から毎日新鮮なものが届く．


予想通り，いやそれを優に超えるほど，宿・湯・料理・サービス，すべてにおいて最高だった．静寂の中に，水の音と鳥のさえずりだけが聞こえる．その名の通り，忘れの里だ．

九州の旅は，初日にして元々の目的が達成されてしまいました．


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