2006年1月25日水曜日

マクドナルドの戦慄 [diary]

インフルエンザから回復しつつある2歳半の娘が,それを示す象徴的な言葉を放った.

(マクドナルドの) 「ハッピーセット食べたーい!!」

...さて,よく「人は歳を取ると,あっさりしたものを好んで食べるようになる」と言われているが,実はこれは誤解で,本当は「人は歳を取ると,幼い頃に食べていたものを食べたくなる」のであるという話を聞いたことがある.実際に今日のご年配の方々が幼少の頃の日本は魚中心のあっさりした食生活だっただろうし,確かにアメリカに行くとヨボヨボの老夫婦が朝からデニーズでシロップたっぷりのパンケーキとスクランブルエッグを食べていたりする.

マクドナルドという企業は,このことも含めて「真のリピーターを獲得するには,子供の頃からその味を舌に刷り込ませることだ」ということを熟知しており,小さい子供にとって (もちろん大人に対してもだろうが) いかにインパクトを残す味にするかという研究を常に行っているらしい.さらには地域の運動会に差し入れを行ったり給食とタイアップしたり,その洗脳 (ならぬ洗舌…か) ぶりには余念がないとのこと.

もしかすると日本でも,40年後の中・高年層は,ハンバーガーばかり食べているかもしれない…

私の娘はハンバーガーよりも,それについてくるおもちゃが欲しくて 「ハッピーセット食べたーい」 と言ったと思われるが,インフルエンザの影響で食欲が皆無だった彼女が回復の兆しを見せた瞬間に放ったこの言葉,ある意味で戦慄が走るのである.

今度,Super Size Me でも見せて逆洗脳しようかな…
(あ,もちろん冗談ですとも)



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