2015年12月26日土曜日

α7 II - 設定から試し撮りまで #αアンバサダーモニター [photo]

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ソニーさんのモニター企画に当選して,α7 II (フルサイズミラーレス一眼),SEL2470Z (24-70mm F4 ズームレンズ),LA-EA3 (A マウントレンズ用アダプター) をお借りしました.来年3月4日のモニター期間まで,時折ブログに使用レポートや作例を掲載していきたいと思います.

昨日到着したのですが,さっそく設定を行い,試し撮りをしたので,第一印象を綴ってみます.

カメラの設定は,以前ブログに書いた,こちらをベースに行いました.
Peace Pipe: 被写体に集中する為のカメラ設定メモ (主にキャノン一眼用) [photo]

設定してみて気になった点をいくつか:

・撮影モード登録が周辺光量補正を覚えてくれない
撮影モード1を風景用に「周辺光量補正 = オート」とし,撮影モード2をポートレート用に「周辺光量補正 = 切」としたくても,その使い分けができません.

・親指 AF を設定すると,オートモードでも親指 AF
私はピント合わせを親指で行う,親指 AF (シャッターボタン半押しのオートフォーカスを無効にし,親指の位置にあるボタンにオートフォーカスを割り当てる) を使用しています.α7 II でこの設定をすると,オートモードでも親指 AF になるんですね.自分で設定したので当たり前と言えば当たり前なんですが.私がメインで使用しているキャノンの一眼は,親指 AF にしても,オートモードではデフォルトの「シャッターボタン半押しでオートフォーカス」の状態に戻るので,例えばレストランで店員さんに家族全員の写真を撮ってもらう時などに便利なんです.

さらに撮影してみて気になった点をいくつか:

・色作りがソニーらしい
一般的にデジカメには「風景」とか「ポートレート」のようなプロファイルがありますが,メーカーが設定するそれらの味付けはどれもやり過ぎというか,分かりやす過ぎだと感じており,上記リンク先でも示した通り,私は「忠実設定」や「ニュートラル」を基本にしています.ソニーはさらにその傾向が強く,「スタンダード」でさえ少しギラッとしていて,人工的な印象を受けました.ソニーのテレビからも同様の印象を受けます.まあこれは完全に好みの問題ですし,良くも悪くも「ソニーらしい画作り・色作り」ということでしょう.

・4K の動画撮影ができない
iPhone でも 4K 動画が撮影できる今日,α7 II が Full HD までというのは淋しいですね.まあ α7 の上位モデルは 4K 動画撮影できるし,α7 II は去年のモデルだし,iPhone も 4K 動画撮影に対応したのは今年の 6s からですが,ソニーであればこのあたりは「去年から全モデル対応」ぐらい1歩先を行ってほしかった所です.

・USB 充電は便利,但しバッテリーの持ちが悪い?
USB 端子で充電できるのは,旅行や出張の際に重宝しそうです.但し α7 II は「バッテリーの持ちが悪い」という噂を聞いたことがあるので,これからの使用で検証してみようと思います.

…ということで,今日の午前中は下の息子と2人だったのですが,公園に散歩に出かけ,帰りにラーメンを食べて帰ってくるという,ごくごく平凡な日常での,試し撮りです.

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良い写真を撮るコツは,カメラやレンズよりも,機動力だと思っています.その点においては,ミラーレスでフルサイズというソニーの α7 シリーズは大変魅力的です.

ソニーユーザーとして知られる Trey Ratcliff は,4年前に「これからはミラーレス一眼の時代になる」と予言しましたが,その通りになったのかもしれません.
Peace Pipe: DSLRs are a dying breed - 長年に渡る 5D Mark II に対する物欲を奪った Trey の言葉 [memo]

また,同じくソニーのボディを使っている高城 剛さんは,「往年のカメラメーカーが,フィルム時代のカメラをデジタルにするというアプローチを取っている中,ソニーはコンピューターにレンズをつけるというアプローチを取っている」と話しました.

デジカメの分野では新参者のソニーが,ミラーレスの新時代に,キャノンやニコンといった往年のカメラメーカーを駆逐していくのでしょうか.これから3月までのモニターでしっかりと α7 II を使い倒し,この目で確かめたいと思います.


2015年12月24日木曜日

暖冬 2015 [diary]

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2015年12月23日水曜日

インターネット回線は,定期的に見直そう [memo]



インターネット回線は2年ごとに見直すのがお得ですよ,という話です.基本的には,携帯キャリアにも当てはまる話です.

まずは要点のまとめから.

1) 通信事業者は,既存顧客よりも新規顧客を優遇する傾向がある
2) インターネット回線は,新規契約で5-10万のキャンペーンが当たり前
3) 見直しは2年ごとに行う
4) 可能な限り,ネットと携帯のセット割を活用する
5) 自分の更新月を覚えておく
6) 乗り換えのメリットを把握する
7) キャンペーンは,内容と受け取りに注意
8) テレビ視聴環境はインターネット回線と併用しない
9) 電話回線はニーズに合わせて

以下,順に解説します.


1) 通信事業者は,既存顧客よりも新規顧客を優遇する傾向がある

多くのユーザーは,ネットも携帯も,一度契約したら「入りっぱなし」のことが多いため,通信事業者からすると新規顧客獲得の優先度が上がるわけです.個人的には,既存顧客の「ロイヤリティー」とか「エンゲージメント」をもっと意識すべきと考えますが,「売上」を主な KPI にしている限り,この構図は変わらないでしょう.


2) インターネット回線は,新規契約で5-10万のキャンペーンが当たり前
3) 見直しは2年ごとに行う

キャンペーンは,価格.com を最初にチェックします.
1年ごとに新規契約・解約を繰り返し,事業者を渡り歩けば,キャンペーンの恩恵は最大化されます.ですが,解約に伴う違約金や初期費用残額の一括清算を考えると,2年ごとに乗り換える場合と差は少なくなってきます.加えて,乗り換えはそれなりに面倒なのでその労力も鑑みると,ここでは2年ごとの見直しを推奨しておきます.


4) 可能な限り,ネットと携帯のセット割を活用する

ネットと携帯のセット割が実はすごく強力なので,選定の際には考慮に加えて,可能な限り活用します.例えば携帯キャリアが au であれば,ネット回線は au ひかりを優先的に考え,au スマートバリューで最大毎月1,410円の割引を受けます.


5) 自分の更新月を覚えておく

ネットも携帯も,一般的には2年契約の自動更新です.自分の更新月を覚えておきましょう.その1ヶ月の間に乗り換えないと,違約金が発生します.
ネット回線は,乗り換え先の工事日を翌月1日に調整します.つまり更新月が9月 (9/1-9/30 の間に解約すれば違約金なし) であれば,乗り換え先が10/1から使えるようにスケジュールします.もし間隔が数日空いてしまう場合は,Try WiMAX などで補完します.
携帯は,使っているメーカーの新機種発売のタイミングを更新月にできればベストです.例えば iPhone ユーザーなら,9月か10月頃が良いですね.


6) 乗り換えのメリットを把握する

ちょうど私は今年,ネット回線の見直しを行ったので,実例をもとに計算してみましょう.
旧契約も新契約も,月額料金5,200円,37,500円の初期費用を2ヶ月目から30ヶ月に渡って毎月1,250円ずつ払うという内容.おそらく似たケースの方が多いと思います.また内容を少し単純にする為,ここでは消費税を考慮しないことにします.

【乗り換えに伴うマイナス分】
・旧契約の初期費用残額 (7ヶ月分) 一括清算
 1,250円 x 7ヶ月分 = 8,750円
・23ヶ月分の初期費用
 (旧契約では7ヶ月後から初期費用の分割が無いので,その差額)
 1,250円 x 23ヶ月分 = 28,750円
・旧契約の解約違約金
 更新月に乗り換えた為,なし
・旧契約の回線撤去費用
 同じ回線を新契約で再利用した為,なし
・新契約のサービス登録料
 3,000円
→ 合計40,500円

【乗り換えに伴うプラス分】
・新契約キャンペーン キャッシュバック
 20,000円
・新契約キャンペーン ポイント還元
 20,000円
・新契約キャンペーン 初月無料
 5,200円
・新契約キャンペーン 月額料金割引
 (最初の1年は毎月1800円割引,次の1年は毎月750円割引)
 1,800円 x 12ヶ月 + 750円 x 12ヶ月 = 30,600
→ 合計75,800円

⇒ 差額35,300円のプラス

ということで,少しリサーチをして,2本ぐらい電話をかけて,工事日に自宅にいられるように都合をつけて,モデムを変更して…といった乗り換えの手間と,ご自身のケースにおける差額メリットを天秤にかけて,後者が勝るようであれば積極的に乗り換えるべきです.

少し脱線しますが,皆さんは自分の時給を理解・意識されていますか? 年収が高くても残業ばかりで土日も働いていれば,時給は低くなります.例えば,年収1千万の会社員が普通のカレンダーで有給をしっかり取って残業しないと,時給は大体5千円強です.

今回のように手間をかけてコストを節約する話でもそうだし,逆に時間を節約する為にタクシーを使ったり,今の時期であれば大掃除をハウスクリーニング業者に委託したりなど,自分の時給の2-3倍以上の価値を生み出すなら,まあやってもいいかな,というのが,1つの判断基準になると思います.

余談ですが,今回私は回線事業者もプロバイダも,一度解約してまったく同じ所と再契約しています.つまりアクションを取らずそのまま継続していたら,35,300円の損をしていたとも言えます.


7) キャンペーンは,内容と受け取りに注意

注意点を何点か.
前述の通り,今回の私のケースでは,キャンペーンの1つはポイント還元となっています.私のプロバイダはこのポイントで月額料金の支払いができるので,今回は現金同等と扱いましたが,各々きちんと内容は確認しましょう.
そしてこのキャンペーンですが,恐らく一定の割合が受け取り損ねることを予め見込んでいるかのような分かり難さです.私の例で言えば,キャッシュバックは

お申し込みから9カ月後の月末時点で対象サービスのご利用開始が確認でき、継続利用中の方へ、お申し込みから11カ月後の15日より、キャッシュバックお受取専用 WEB ページにて45日間お手続きいただけます。

ということで,特定期間にわざわざサイトを訪れて手続きの必要があります.ポイント還元に至っては

お申込から4カ月後の月末までにアンケートへ回答とキャンペーン対象サービスのご利用が確認ができた方に、お申込から6カ月後中旬にポイントをプレゼントします。

ということで,期限までに能動的にアンケートに回答することが条件になります.Google Calendar なり RTM なり Evernote のリマインダー機能なりを使って,必ず忘れないように.
それから,ネット回線を乗り換えることで,プロバイダのメールアドレスは変更になります.プロバイダのメールアドレスには,いずれにしても依存するべきではありません.連絡先は Gmail と LINE に集約するのが良いでしょう.プロバイダの電話サービスも併用している場合は,自宅の電話番号も変更になります.


8) テレビ視聴環境をインターネット回線と併用しない
9) 電話回線はニーズに合わせて

最後に,その他通信インフラについても少し触れておきます.
テレビ視聴環境については,ひかり TV やフレッツ TV などネット回線事業者が提供するもの,あるいは CATV のようにインターネットも提供するテレビ専用線などがあります.今回のエントリーの趣旨を考えると,ネットとテレビを同一事業者にすることは,将来の乗り換えに対する硬直性を生みます.
個人的には,テレビはこの時代においても,ランニングコストのかからない昔ながらのアンテナが一番だと考えています.最低限の番組はこれでカバーし,娯楽の範囲はモバイルでも視聴可能な VOD サービスを必要に応じて検討するのがお勧めです.さらにお勧めなのはテレビなんか観ないことかもしれませんが…
固定電話は,ニーズがばらばらなので個々のケースに合ったものを選べば良いと思いますが,多くの方は携帯番号だけで十分ではないでしょうか.プロバイダが提供する電話サービスは大体2年間無料なので,固定電話番号が必要であればこれを使用.代替案として 050 plus や Skype 番号の取得.
但し昔ながらのアナログ回線 (NTT 加入権電話) は,「停電時も使える」「何も考えずに119番だけすれば救急車が来る」といった,ライフラインとしての機能を備えていたので,別手段でもそこは確保しておきたい所です.


長々と書きましたが,インターネット回線や携帯キャリアは,もう何年も同じところを使い続けている,という方が多いのではないでしょうか.そんな方は一考の価値ありです.


2015年12月13日日曜日

広島 201512 [diary]

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Flickr photos: 広島 201512