2014年10月26日日曜日

秋のシアトル出張 - 音楽好き,ギター好きにはたまらない Experience Music Project [diary]

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仕事でシアトルに来ています.

今回は土曜入りし,こちらでフルに土日が使えるので,どこか遠出しようと思ったのですが,あいにく両日とも雨の予報 (というか,この時期のシアトルは大体曇りか雨です…).というわけでこの週末はシアトル市内でインドアの,まだ行ったことのない場所に足を運んでみます.


今日訪れたのは EMP Museum.
ざっくり言うと「ロックの博物館」です.


建物は,フランク・O・ゲーリーという有名な建築家の設計.

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中に入るといきなり大音量の巨大モニターから流れるコンサート映像.すごい迫力です.

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そしてこのギターのオブジェが圧巻.

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シアトル出身のジミ・ヘンドリクスとニルヴァーナが,主にフィーチャーされていました.


ジミヘンファンとしてはたまらない.

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ジミヘンが着ていた衣装とか!

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モントレー・ポップ・フェスティバルで,ジミヘンが燃やしたギターとか!!!

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The Jimi Hendrix Experience のトリオが,使っていた機材とか!!!!!

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ビデオが流れていたり,カスタマイズして曲を聴けるようになっていたり,単なる展示モノでは終わらず,あくまで音楽を楽しむ工夫がされています.


こちらはビンテージギターの展示コーナー.ヨダレが出そう.

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御茶ノ水のギター屋にでも持っていけば1本数百万で売れそうなビンテージギターが,ありがたみも無いほどたくさん飾られています.これは見ていて飽きません.

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そしてこのコーナーにも,ジミヘンがウッドストックで使ったギター,

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エリック・クラプトンのギター,

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など,アーティストが実際に使ったギターが展示されていました.


上の階では,楽器で音が出せるようになっており,弾けない人でも演奏できる仕組みになっています.

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弾ける人には大きい音が出せる防音室が用意されていたり,

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仲間とジャムれるミニスタジオがあったり,

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さらにはステージまであって疑似ライブ体験ができ,ライブ中の自分のポスターや DVD を作ってくれます.

他にもミキシングができる部屋などがあり,演奏だけではなく作曲や編集など,様々な音楽の関わり方において,初心者から熟練者まで誰もがミュージシャンになりきれる,リスナーではなくプレイヤーとしての体験にフォーカスされています.


EMP (Experience Music Project) の名が示す通り,ただのミュージアムではなく,まさに音楽を体験できる場所でした.

興味をもたれた方は,こちらの記事がさらに詳しく解説しています.EMP とシアトルのミュージックシーンの活性化を繋げて言及されているのには,目から鱗が落ちました.ブームもムーブメントも街づくりも,全て人の体験からはじまるのです.そしてここはやはり博物館ではなく,「プロジェクト」だったのです.
EMP博物館 Experience Music Project : 場づくりマーケティング・コンソーシアム


最後に余談ですが,ここには SFM (Science Fiction Museum) もあり,同じチケットで入れるので,SF 映画に興味がある方はそちらも同時に楽しむことができます.

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観光名所としてはそれほど有名ではない為に,今まで完全にノーマークでしたが,ロック…特にジミヘンファンにとっては鉄板です.

シアトルを訪れたら最初に行くべき所の1つでは決してないかもしれませんが,シアトルのシンボルタワーであるスペースニードルのすぐ隣ですし,音楽好きの方はついでに寄ってみてもいいかもしれません.少なくともここには,ワクワクしながら楽しむ体験があります.

EMP Museum - Music + Sci-fi + Pop Culture


Flickr photos: Seatle 201410
Peace Pipe: Seattle travel


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