先日,「ハウス・オブ・カード (House of Cards) 」のエントリー を書いてから,そういえばまだ観ていないケビン・スペイシーの映画を観てみようと,手にとったのがこの「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル (The Life of David Gale)」です.
観ているうちにどんどん魅きこまれていった映画でした.
一般的には,「死刑制度を考えさせられる社会派サスペンス」のような形容で語られる作品ですが,1つの極上なフィクションとして楽しめる物語です.あまり事前情報なしに (特に事前にネタバレなど絶対読まずに) 観ることをお勧めします.
衝撃の結末を目にしたあなたは,一体この主人公のデビッド・ゲイルという人物に,何を思うでしょうか.
私が抱いたのは,怒り,憐み,敬意などが入り混った,言葉にはできない複雑な感情でした.
それがあまりにもやり切れず,もう1度観たところ,1度目には気付かなかった,あることに気付きました.そして2度目を見終えた時,私がデビッド・ゲイルに抱いたのは,息子を想う父親としての,シンパシーでした.
最初から皆さんのアンテナにひっかかるように,ネタバレしない程度にキーワードだけ挙げておくと,それはパンケーキです.覚悟を決め,全てを心得た上で,デビッド・ゲイルがこのタイミングで選んだのは,パンケーキだったのです.
ぜひこの3連休にでも,極上のフィクションを堪能してみてはいかがでしょうか.
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル (字幕版) |
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