2014年11月21日金曜日

パンケーキが心に刺さった「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」 [movie]

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル (字幕版)

先日,「ハウス・オブ・カード (House of Cards) 」のエントリー を書いてから,そういえばまだ観ていないケビン・スペイシーの映画を観てみようと,手にとったのがこの「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル (The Life of David Gale)」です.

観ているうちにどんどん魅きこまれていった映画でした.

一般的には,「死刑制度を考えさせられる社会派サスペンス」のような形容で語られる作品ですが,1つの極上なフィクションとして楽しめる物語です.あまり事前情報なしに (特に事前にネタバレなど絶対読まずに) 観ることをお勧めします.

衝撃の結末を目にしたあなたは,一体この主人公のデビッド・ゲイルという人物に,何を思うでしょうか.

私が抱いたのは,怒り,憐み,敬意などが入り混った,言葉にはできない複雑な感情でした.

それがあまりにもやり切れず,もう1度観たところ,1度目には気付かなかった,あることに気付きました.そして2度目を見終えた時,私がデビッド・ゲイルに抱いたのは,息子を想う父親としての,シンパシーでした.

最初から皆さんのアンテナにひっかかるように,ネタバレしない程度にキーワードだけ挙げておくと,それはパンケーキです.覚悟を決め,全てを心得た上で,デビッド・ゲイルがこのタイミングで選んだのは,パンケーキだったのです.





ぜひこの3連休にでも,極上のフィクションを堪能してみてはいかがでしょうか.

B00I7MTQLWライフ・オブ・デビッド・ゲイル (字幕版)

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