昨年末に後継機の「はやぶさ2」が打ち上げられた時,そういえば2010年の「はやぶさ」帰還は随分盛り上がったことを思い出し,とても懐かしい気持ちになっていました.はやぶさを主題とした映画は何本か製作されているので,その中の2本を観てみました.
1本は,「はやぶさ/HAYABUSA」で,堤幸彦監督,竹内結子主演.
もう1本は,「おかえり、はやぶさ」で,本木克英監督,藤原竜也主演.
2本立て続けに観ることで,基本的に同じストーリーの中の様々な違いが垣間見えて,非常におもしろかったです.実在する同じ人物に対する配役の違いだったり,燃料切れ,通信断絶,イオンエンジン故障といったトラブルの描き方だったり,ただの再現ドラマで終わらない工夫として主役に持たせたストーリー性だったり.
この,「同じ題材の違う作品を見比べて,描写の違いを楽しむ」という見方は,自分の中で流行りそうです.
宇宙や探査機について知らないこともたくさんあったし,なにより当時日本に大フィーバーを巻き起こし,メディア論争にまで発展した (奇跡の生還であるにも関わらずテレビ局は中継せず,Ustream やニコニコ動画で数十万人が視聴 - テレビ局への批判,マスメディアの在り方,ネットメディアの方向性といった議論が活性化した),日本が世界に誇るプロジェクトを題材にした映画は,純粋におもしろかったです.どちらか1本だけ観るなら,「はやぶさ/HAYABUSA」の方がオススメかな.
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