ワークアウト中や家事をしている時などは,オーディブル (プロのナレーターが本を朗読するアマゾンのオーディオブックサービス) で本を「ながら聞き」していることが多いのですが,たまたま昨日聴了した本に,とても共感した部分があったので,自身の備忘録としてメモしておこうと思います.どなたかの参考にもなれば幸いです.
【一言まとめ】
・勇気を持って捨てれば,余白ができて,そこを埋めるものが見つかる
→ 捨てることは,本当に大切なものや,やりたいことを見つける,最良の方法
では何をどうやって捨てるか (以下詳細).
【もったいないと思うものを真っ先に捨てる】
「こんなに条件の良い仕事を辞めるのはもったいない」
「せっかく取得した資格を使わないのはもったいない」
「これだけ時間を費やしたのにもったない」…
・もったいないと思うのは,損をしたくないから
・本当に大切なものは,「もったいない」とは感じないはず
・未来が必ずしも,現在の延長線上にあるとは限らない
→ 喜びからやっているか,もったいないからやっているかを考える
→ 「今,私がいるステージは,本当に私がいるべきステージだろうか」と問う
【一貫性を捨てる】
・「過去の好き」に執着する必要はない
(責任を感じて過去言ったことを守り通す必要はない)
・それより「今の好き」を尊重する
→ 今の自分がどう在りたいかを大切にする
【当たり前を捨てる】
外で飼われている鶏を小屋に入れると,ストレスで卵を産まなくなるが,生まれた時から小屋に入れられている鶏は (最初からそれが当たり前の環境だから),卵を産む.
・「そうすることが当たり前」に引っ張られて行動を決めていないか
(大人になったら就職しなければいけない,など)
・鶏と人間の違いは,あなたが入っている小屋には鍵がかかっていないこと
→ 小屋から飛び出そう
ではどうすればいいか?
・人間が環境に引っ張られる生き物なら,逆にあなたが目指している姿が既に当たり前になっている人に,引っ張ってもらう
→ あなたの「当たり前」をぶち壊してくれる人に触れる
【さっさと手放す】
成功の方法は様々.好きを伸ばして成功した人もいれば,得意を伸ばして成功した人もいる.計画的に成功した人もいれば,偶然成功した人もいる.良い性格で成功した人もいれば,クソみたいな奴で成功した人もいる.
でも確実に失敗する方法ならある.
・たった1つの,確実に失敗する方法
→ 完璧主義者でいること
・なぜなら,それは「無理」だから
→ 辿り着けないゴールを設定しているから
→ 完璧主義とは,几帳面ということだけでなく,「万人に好かれよう」とすることも同じ
焼肉店は肉好きを相手に商売していて,魚好きを肉好きに変えようとはしない.寿司屋は寿司好きを相手に商売していて,肉好きを魚好きに変えようとはしない.あなたは,あなたのことを好きでいてくれる人を相手に生きればいい.
→ 本書にはない個人的な補足ですが,だからといって嫌いな人に無礼を働く必要はありません.いつか Tumblr で拾った,「好きな人には親切に.嫌いな人には丁寧に」という言葉を,合わせて記しておきます
さて冒頭にも記しましたが,私は通常の読書に加えて,オーディブルの「聴く読書」を活用しています.時間を奪われず「ながら聞き」ができるので,読書が苦手な方にもおすすめです.しかも去年から,オーディブルが厳選したおすすめの本が月替わりでプレゼントされる「ボーナスタイトル」もはじまりました (本書も,私が読もうと思って購入した本ではなく,今年の3月のボーナスタイトルです).以下のバナーリンクから1ヶ月 (プライム会員なら3ヶ月) の無料体験ができるので,まだ試したことがない方は,ぜひ体験してみることをお勧めします.
かつての私もそうでしたが,読書が進まない理由は,変に身構えてしまい,一字一句きちんと読まなければいけないという勘違いがあることではないでしょうか.
「ビジネス書1冊のコアメッセージは,平均で全体の6% (その他の94%は,ページのカサ増し) 」「極端に言うと,目次を見るだけでもその本が伝えたいことの半分以上は伝わる」という話を聞いてから,読み飛ばすことへの心理的負担がなくなり,むしろ余計なエピソードやケーススタディなどは気兼ねなくすっ飛ばして,自分にとってのエッセンス6%はどこかを探すという読み方になり,読書のスピードが圧倒的に上がりました.
そういう意味では,「基本的には内容に注意は払わないけど,一言だけでもたまたま心に残ればいい」ぐらいの軽い気持ちで,なにかをしている時に BGM 代わりにオーディブルで本を流すのはオススメです.きっと読書の概念と体験が変わりますよ.
0 件のコメント:
コメントを投稿