何度目かすら数えていない,今ではすっかり慣れた,アメリカ出張.だけど今回の出張が特別だったのは,娘が1人でやってきて,2人でベイエリア・ヨセミテを旅したことです.
16年前に娘が生まれた時,「いつか彼女と2人で海外旅行なんてすることがあったら,父親としては至高のひとときだろうな」などとボンヤリ考えたことがありましたが,まさか本当に実現するとは思わなかった.
ずっと昔に読んだ,ランディ・パウシュが死に際に語ったこんな言葉 が,とても印象に残っています.
親ならだれでも,自分の子供に自分が大切だと思うことを伝え,人生で訪れる問題にどのように立ち向かうかを教えてやりたい.自分が人生で学んだことを話して,子供が人生を歩む道しるべのひとつにしてほしい.
大袈裟に言うと,この旅は,自分が娘に「これまでの自分」を語る,最初で,もしかしたら最後の (もちろんそうならないことを願いますが) 旅路かもな…なんてことも考えながら,至高のひとときを過ごしました.
願わくは,子供との想い出の絵本を1ページでも増やして,自分が死ぬ時にそれを胸に抱いて行けたら.この旅は,その絵本の表紙になるかもね.
Flickr photos: Bay Area 201907
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