「自分がされて嫌なことって,他人にはしたくないよね」
全くその通り.
誰も否定しないよね.正論だよね.
誰も否定しない正論って,つまらないよね.
「本当の自分はそれがやりたいけど,それをすることによって他人を傷つけたり嫌な思いをさせてしまうから,それは我慢します」という考え方は,嫌い.正確に言うと嫌いというか,「どうせその我慢をするなら,口に出さずに黙ってそうすればいいのに」と思う.
じゃあさ,自分という器から一度抜けだしてみて,自分を客観的に見てみた場合,我慢しなきゃいけない自分は可哀想じゃないの?
自分がされて嫌なことって,他人として客観視した自分に対して,したくないとは思わないの?
果たして本当に気づいているだろうか.
「自分がされて嫌なことって,他人にはしたくないよね」という言葉の裏に潜んでいるのは,本当に他人を思いやる気持ちなのか,単なる自己満足なのか…あるいは,やりたいことをやる勇気が持てない自分への言い訳だろうか.
0 件のコメント:
コメントを投稿