今日は朝から,Google+ のストリームがこの話題で持ち切りでした.
Official Google Blog: Search, plus Your World
Google+ と連動したソーシャル検索.
つまり,自分や友人の情報を元に,パーソナライズされた検索結果が提示される,ということです.
実際,曲にしてもラーメンにしてもニュース記事にしても,一般的に人気があるものより,友人や同じ趣味の人から勧められるものの方が,興味も信頼性も高いわけです.
詳細はこの辺りなど.
Googleが、Google+連携でソーシャル検索を実現。ここ数年で最も大きな検索の進化と発表 in the looop 斉藤徹
GoogleがGoogle+と密接に連動するソーシャル検索機能『Search plus your world』を公開 – トラフィック・マーケティングは人を中心とした次のフェイズへ - Over the Vertex of Technology by 朝山貴生
Suddenly, Google Is Winning the Online Identity Race
Sharing a search story - Matt Cutts: Gadgets, Google, and SEO
これに対して Twitter が激しく非難したり,
Twitter、Google+とGoogle検索との連携を激しく攻撃
またそれに対して Google が公式に反論したり,
Google - Google+ - We are a bit surprised by Twitter's comments about Search…
そもそも「Google+ と連動して意味があるのか」という指摘があったり,
Googleの言う「あなたの世界」は、Google+だけの世界
…という興味深い1日でした.
テクノロジー業界においては「プラットフォームを取るのが勝ち」が定説ですが,そのプラットフォームは年々上位レイヤに移行しています.
つまり,
かつてプラットフォームと言えばハードウェアだった
→ OS がプラットフォームとなった
→ iOS や Android もプラットフォームとなった
→ ブラウザがプラットフォームとなった (というかブラウザが OS になった)
…みたいな流れの中で,ソーシャルグラフの観点では Facebook がプラットフォームなわけですが,そこにどのような影響を与えるのか,個人的には注目しています.
以下,本当はきちんとまとめて本文中に書きたかったことなのですが,このエントリーは時間をかけるよりもタイムリーに公開した方が良いと思い,雑記として記しておきます.
【Google+ がデビューした時の感想】
最近は Facebook や Twitter よりも Google+ の方を良く見ていて,各所で UI が優れてるとか,先に関係を定義するユーザーグラフの作り方が新しいとか色々言われてますが,個人的には,G+ はまだ招待制なのでユーザーにコアな人が多いとか不思議な身内感があるとか,3rd party クライアントがまだ無いので「みんながそこにいる」というサービスとしての臨場感があるとか,その辺だと思ってる.
今後このまま面白い形をキープするかどうかは…どうなんだろね.
https://plus.google.com/111617911388903609906/posts/3Ro2iWNjFya
【Facebook と Google+ のソーシャルグラフは本質が違う・関係性を先に定義する,Google+ のサークルについて】
google+の挑戦はソーシャルグラフでは無く、リレーショングラフの可視化。リーチ力より、より狭い範囲へのレコメンド合戦が始まった - ASSIOMA
【そのサークルについて感じたこと】
サークルという考え方について.投稿する時にどのサークルに対しての発言か選べるから,独り言のようなつぶやきからプライベートなことまで,場合分けして安心して書ける…というのはその通り.読む時もサークルによって Twitter 的だったり Facebook 的だったり Tumblr 的だったり…というのも分かる.
特に誰かが言ってた,「Google+ は決まった形を持たない.情報を発信するサークルによって,メールにもブログにも SNS にもマイクロブログにもなりえる」という話も,確かに腑に落ちる.
でもなぜか,このサークルという概念が好きになれないというか,直感的に,破綻している気がしてならない.うまく説明できないんだけど...「いちいち選ばなきゃいけないようではダメ」なのかな...
https://plus.google.com/111617911388903609906/posts/Zo4T53JKUaQ
【今回の発表に対する @mehori さんの鋭い考察】
そう。ここが重要。「誰が情報を発信して」「誰に向かってシェアしたか」がわかるということは、いうなればページランクが生じるプロセスをみているわけで、ウェブが自己創出されるプロセスが検索可能になったということ。
https://plus.google.com/100366041156340390615/posts/hLgt1bG49qu
【みんな「ソーシャル,ソーシャル」言ってるけど,その1歩先を見据えた Kevin Rose の言葉】
> "social graph" の次は "interest graph" が来る #LeWeb
> つまり個人の興味をグラフ化していくということ #LeWeb
> "interest graph" を言い換えれば,"passive social" 最近は猫も杓子も「ソーシャル」でユーザーが疲弊してきているので,もっと受け身形でソーシャルの恩恵を受けられるように設計しなければいけない #LeWeb
【(おまけその1) Facebook と笑っていいとも】
Facebook にブログのリンクをポストすると,みんな Like をつけてくれたりコメントをくれたり,とても嬉しいんだけど,「『笑っていいとも』はおもしろくなくても客が笑うからレギュラー降りた」って言ってた松ちゃんの言葉をふと思い出した.
【(おまけその2) Facebook と mixi の違いについて】
後付けでソーシャルグラフなのがmixi、はなからソーシャルグラフを狙ったのがfacebook
【(おまけその3) Facebook と Twitter の違いについての至言】
いいか、言うぞ。フェイスブックはヌルいんじゃボケー!チンコとか言ってみろよ。チンコ。
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