2012年1月5日木曜日

DSLRs are a dying breed - 長年に渡る 5D Mark II に対する物欲を奪った Trey の言葉 [memo]

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写真は趣味の1つで,現在デジタル一眼レフカメラは EOS 40D を使っています.普段は iPhone のカメラで十分,天気が良い日などはリコーの GR Digital II をポケットに忍ばせ (GR Digital についても色々言いたいことはあるけどそれはまた別途),「写真を撮ろう」という時は一眼を肩にかけて出かける,みたいな感じ.

EOS 40D は,撮像画面が 22.2x14.8mm でいわゆる APS-C サイズと呼ばれるものですが,いつかはフルサイズ機,それもキャノンの銘機 5D Mark II が欲しいと思っていました.タイミング的には今年あたりに 5D Mark III が出そうなので,いかに予算を捻出しようか…などと考えていたところです.

そんな物欲が,たまたま観たビデオの Trey Ratcliff の話で一瞬にして失せてしまいました (下のビデオの35分25秒あたりから.そのポイントからリンクしています).



一言で言うと「これからはミラーレス一眼の時代.今から3年後…もしかしたら2年後には,デジタル一眼は生きた化石のようになっているだろう」という主張です.

特に,説得力があると思ったのは

デジタル一眼が大きいのは,その方が優れているからではなく,反射鏡とそれが上下動作する空間が必要だからだ.

世の中から "moving parts" は消えていく.
iPhone からも PC からも "moving parts" は無くなった (HDD から SSD になった).

カメラからも "moving parts" は無くなっていくのが自然だ.

という言葉.

ちなみに Trey 自身は「ミラーレス一眼」という言葉は使っておらず,"3rd Generation Cameras" と称しています.曰く

「ミラーレス一眼」という名称は愚の骨頂.

カテゴリを定義するのに,そいつが持ってないもの (鏡が無いこと) で名前つけてどうする.

自動車のことを「ホースレス・バギー」とでも呼ぶのか?

とのこと.


そして Trey は「もうデジタル一眼とそのレンズには,一切投資しない」と明言しています.


ということで,せっかくLレンズもあるし,確かにあと2-3年もすれば (既にデジタル一眼がフィルムカメラの画質同等,あるいはそれ以上になっているように) 5D Mark II/III 並みのミラーレス…じゃなかった 3rd Generation Camera が出てくるかもしれないので,それまで待つかなー.


ところで「Trey って誰?」という話は,こちらのエントリーの後半部分でも.
Peace Pipe: HDR (High Dynamic Range) 画像を作ってみました [diary]


2 コメント:

taki さんのコメント...

レンズはまだまだmoving partsなくならないとおもう。
焦点とかズームとかあるし
でもこういうのもでてきてるしねいずれは
https://www.lytro.com/

Toshiya Hasegawa さんのコメント...

分かります.もうここまで来ると,ぶっちゃけ技術の進歩とかトレンドとか,どうでもいいんですよね.手にして何が心地良いか,それが全て,みたいな…

Lytro は,想像してたよりずっと小さいみたいですね.これなんかホント心地良さそう!