2010年2月27日土曜日

私にとっての背番号「3」 [diary]

ミスタードラゴンズ,立浪和義の引退試合である.
最後の雄姿を目に焼きつけるのだ.

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普通はシーズン最終戦を引退試合とするのに対し,翌年のオープン戦を最後の舞台にするというのは,球団史に名を残す一部の選手にだけ認められた特権なのだとか.シーズン中だと優勝争いが絡んでいる可能性もあり,なにかと制約があるが,オープン戦であれば,選手の為に盛大な花道を用意できる.

…そこまでされたら,もう行くしかないじゃないか.

行く直前までは,なにかイベントに行くようなお祭り気分だったのに,そのユニフォーム姿を見た瞬間淋しさがこみあげてきた.

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同世代の小学生に比べれば少し遅く,立浪が入団した1987年に,私はプロ野球を見るようになりました.星野仙一の監督就任,2年連続三冠王・落合博満の獲得,そして新しいユニフォームと,地元名古屋がドラゴンズで盛り上がっている年でした.

そんな頃からずっと,ゴールデンルーキーと言われていた頃から,今日の引退試合まで,あなたのプレーには,いつだって華があった.

平凡なゴロをさばくだけなのに,なんせカッコよかった.
そこに理屈などない.単純にカッコいいのだ.

私は,ドラゴンズが,大好きです.
皆さんは,世界一のファンです.
最高の野球人生を,本当にありがとうございました.

-- 立浪 和義 (今日の引退セレモニーより)


私にとっての背番号「3」は,長嶋ではなく,あなたでしたよ.


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