2007年5月4日金曜日

過去のメールを Gmail にエクスポート [gmail]

今では Gmail をメインのメール環境として使っているが,とにかくまとめて検索ができた方が便利ということと,バックアップを兼ねて,過去のメールを Gmail にエクスポートした.

これには GMail Loader というソフトが有名なようだが,過去メールの日付けが受信した日付けに変わってしまうとのこと.

それで一番いいのは,最近 Gmail に搭載された「外部のサーバーから POP 受信する機能 (Mail Fetcher)」を使うという方法.お手軽かつ非常に詳しい説明が,「GMailにメールを完全移行する」にあるのでそちらを見て頂くとして,以下はご参考程度に.


要はどこかしらの POP サーバーにローカルのメールを置ければいいわけで,私は Plagger 用に借用している後輩のサーバーを使った.

ローカルのメール保存形式も,サーバー側の仕様も Maildir 形式だったので,基本的に rsync していくだけ.せっかくローカルでフォルダ分けしていたので,フォルダごとにサーバーに rsync して,全て fetch されたら次のフォルダ…という作業を繰り返していた為に効率が悪かったが,それでも1万通以上のメールを4日程で Gmail にエクスポートできた.

Gmail は200通単位で fetch する模様.

これを見ると200通取得するのにかかる時間はバラバラだが,目安として24時間で4000通ぐらいだったと思う.

たまにこんな通知が来て,fetch されないメールがあった.

添付ファイルを消したり,メールを直接編集して,Content-Type を multipart/mixed; から text/plain; charset="iso-2022-jp" とか text/plain; charset="US-ASCII" に変更すれば再取得された.


注意点としては,エクスポートしたメールを後から特定できるように,Mail Fetcher の設定で fetch メールには必ず特定のラベルを付けておくこと.例えば大量のメールをエクスポートすると spam に誤判定されるメールも結構あるが,後から in:spam label:<特定のラベル名> で検索して救うことができる.

あとこれはどちらでもいいけど,inbox が溢れてしまうのを避ける為に,fetch 時にデフォルトでアーカイブされる設定にした方が鬱陶しくない.

GMailにメールを完全移行する」によると,

元々Gmail上にあるメール(ゴミ箱内も含む)と重複するメールは受信されません。

とのことなので,「Gmail を使い始めた日時」を厳密に特定せず,Gmail からローカルに POP したメールもある程度含めて fetch させてしまっても良いが,もちろんイタズラにサーバーに負荷をかけないように.

なにより,10年近く前に書いたメールとか読み返して,非常に懐しかった.


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