2006年1月31日火曜日

Howard Stringer はソニーの救世主か? [ce]

CBS のドキュメンタリー番組「60 MINUTES」で放送された ソニーの Howard Stringer の特集 を見た.動画は こちら で視聴することができる.

CES での基調講演ではあまり強い印象を受けなかった (参照) が,ここで見る Stringer には強い決意と,ある種独特の余裕を感じた.まあでも生のプレゼンよりやり直しがきくテレビの収録,しかも彼個人にフォーカスされた特集であれば印象が良くなるのは当然かもしれないな.テレビ映えするのは彼がメディア出身だからだろうか.というか良く考えれば,そもそも彼は CBS のドキュメンタリー番組制作部門にもいて,後に CBS 社長になった人だから,今回の番組は言わば自分の庭のようなものだ.私が感じた余裕もそこからくるものだったのかもしれない…ってそれは勘繰りすぎか?

とりあえず番組の中で印象に残った言葉は,一橋大学の竹内氏が (ソニーに対して) 言った

They've always been a rule maker rather than a rule breaker. Now they have to become a rule breaker. And that's going to be tough to do.

というもの,そして Stringer 自身の

I have things to learn from the Japanese. And not just the other way around.

という言葉を挙げておこう.


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