教育とは,世界を変える一番手っ取り早い手段である / 世界がわが家 [diary]
2010年にウガンダを旅したこと は,今も自分の人生の中で強烈な光を放っている想い出の1つです.そこで会った子供達に再会してきました.
アフリカ,アジア,北米,ヨーロッパの四大陸を音楽で1つにするというコンセプト.ウガンダのエイズ孤児による歌とダンス,東日本大震災で親を失った遺児による和太鼓,アメリカのヴァッサー大学の聖歌隊による合唱,それらをイギリスのジョン・ケアードが演出するという舞台です.
このジョン・ケアードという人,私はこのイベントまで知らなかったのですが,レ・ミゼラブルなどを手がけた世界的に有名な演出家らしく,今回のパフォーマンスもミュージカル仕立てでストーリ性があり,純粋にエンターテイメントとして素晴らしいものでした.
エイズや津波で親を亡くした子供達の朗読は心に突き刺さるものがありました.彼等の痛みは私が想像できるものではないでしょう.その痛みは消えないかも…いやもしかしたら和らいだりすらしないかもしれない.でも人生には楽しいこともあって,ふとそちらの方に目を向けることはできる.音楽には,そうさせてくれるパワーがある.
…そんなことを感じさせるパフォーマンスでした.いいライブというのはいつも,演っている本人があまりに気持ち良さそうで,自分も一緒にステージに立ちたいと感じさせるもの.まさにそんな舞台でした.
それともう1つ.このイベントを主催した,あしなが育英会の「すべての子供に教育を」というビジョンに,心より賛同します.別に慈悲・慈善でそう言っているのではなく,教育とは,世界を良い場所にする一番効率的な手段だと思うからです.10歳の子供の教育水準を上げることができたとして,たった10年後にはその子は大人になっている.これほど即効性のある投資が他にあるでしょうか.
コラボレーション音楽会「世界がわが家」終演!たくさんのご来場ありがとうございました。
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