Sunday, November 16, 2008

Prowise Business Forum - ソーシャルネットワークと集合知 [seminar]

木曜の話になるが,日立システムアンドサービスが主催する Prowise Business Forum というフォーラムがあった.
第32回 Prowise Business Forum「企業の人的資源を引き出す社内SNS/Blog活用術」

今回のゲストが 橋本 大也さん ということで注目していたのだが,会場が私の職場のすぐ近くだったので,会社を抜け出して大也さんのセッションだけ聞いてきました.

「ソーシャルネットワークと集合知 -SNS,Blog,Wiki 活用の知識経営-」と題された彼のプレゼンは,ソーシャルネットワークについての10個の研究を通して,IT ベンチャー企業経営における試行錯誤や,未来の創造的な知識経営の事例を紹介するというもの.

フォーラム自体が少し堅苦しい雰囲気だったように思うが,その空気を読んでか,大也さんもいつもの (良い意味で) おちゃらけた感じではなく,ずいぶん真面目に話しているなーという印象だった.

特に印象的だったのは,「日本家屋のしきりの知恵」と「弱い紐帯の強み」という2つのコンセプト.

前者は,襖・簾・障子といった,光や音を完全に遮断しない日本家屋のしきりの美学を組織に用いて,風通しを良くするというものである.何でも杓子定規にするのではなく,内部統制と創造性のバランスを取ることは非常に重要だと改めて感じる.

後者は,人生の転機や有益な情報は,普段から高頻度で接している関係ではなく,遠方で時々会うような,いつもはあまり密接につながっていない知人からやってくるというものである.ちなみに「パーソナルネットワークに遠方の人を数多く含んでいる管理職は昇進が早い」という調査結果まであるのだとか (これについては個人的には懐疑的だが…だってそしたら例えば地方から東京に就職している人なんて自動的に有利になるじゃん).ところでこの話を聞いている時に,ふと最近会っていない友人が懐しくなり,なんだか無性に会いたくなった.

プレゼン内容の詳細については,こちら (パワポ直リンク).

人脈の維持コストが低くなり,情報発信が容易になった今日において,いかにその価値を高め,コントロールしていくかが,これからのポイントになるとは思うのだが,そんな難しいことを考える前に当事者がその恩恵を感じなければ意味ないよなーというのがこの日の私の結論です.


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