2008年10月22日水曜日

何度この曲に救われたことだろう [reflection]

人生の転換期を迎える度に聴き返す.
自分を見失うことがないように.



うち,こんな音のごたる感じで,生きていきたかとよ*


2008年10月6日月曜日

Keep It Simple, Stupid [arch]

今日も SEI のとあるアーキテクトと話す機会があったのだが,非常に興味深いエピソードを聞いたので紹介したいと思う.

内容としては「シンプルにいこう」という話.ソフトウェア工学の技術や手法を体得すればするほど,必要以上に設計やプロセスを複雑にしてしまう傾向がある.例えば「トシヤ」という名前のスペルを示したい時に,私自身が "TOSHIYA" と書けば済むものを,「まず俺が "T" を書くから,"O" を書く役割を他の人に与えて,次の "S" を書くプロセスとしては…」みたいなことをしていないだろうかということだ.

そしてこんなエピソードを話してくれた.

アポロがはじめて月に行った時,「宇宙ではペンが使えない」という問題があった.無重力の世界では,インクが落ちてこない為,ペンで文字が書けないのだ.

そこで NASA は,莫大な時間とコストをかけて,無重力でも使えるペンを開発した.アメリカは,この極端に需要が低い高価なペンに投資をしたわけだ.

ところでそんな時,ロシア人はどうしたと思う?

鉛筆を使ったのさ!

…落ちません? 目から鱗.

要は KISS ということですね.


最後に少し脱線するが,KISS とは "Keep It Simple, Stupid" の略.
KISS principle - Wikipedia
ニュアンスまで含めて意訳すると,「こねくり回してんじゃねーよバーカ,単純にしとけよ」といったところだろうか."KIS (Keep It Simple)" で良いところを,わざわざ Stupid (バーカ) を足してまで口づけの kiss とかけているところが,いかにもアメリカらしいと思う.ユーモアのセンスがあるんだかないんだか,なんでいつも若干上から目線なのか,という意味で.