Wednesday, September 17, 2008

Giving - インドの旅 Missionaries of Charity 編 [diary]

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マザー・テレサにはちょっとした想い出がある.

私は大学で理系の専攻だったが,理系の学生もいくつか文系の単位を取る必要があった.歴史や文学にはあまり興味が持てなかった為,あれこれ悩んで選択したのは,1学期かけてマザー・テレサのことだけを学ぶという宗教の科目だった.

彼女の偉業と哲学に深い感銘を受け,同時に「今この世に,こんな人が生きているのか」と感動した.そして最後の論文を書き上げてその科目を終えてからすぐに,彼女はこの世を去ってしまった.

まるで彼女の最後を見届ける為に取った科目だったと…勝手にそう思った.

その授業で読んだ本の表紙をスキャンした写真は,今も自宅の玄関にある.
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彼女の写真を見るといつも思うのだが,なにか全てを見透かされているような気がしてならない.それでも,彼女は微笑みかけてくる.

彼女が人の愛を極めた聖人ならば,私は怒りも嫉妬も憎しみも十分持ち合わせた不信者だ.それでも,彼女は問いかけてくる.


与えること,奪い合うこと,恵まれること.
その意味すら分からず,彼女の墓石を前に,ただ愕然として,ただ震えていた.
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Being unwanted, unloved, uncared for, forgotten by everybody, I think that is a much greater hunger, a much greater poverty than the person who has nothing to eat

-- Mother Teresa


Unity in diversity -
All is one.

Peace to ya all.

…旅は続きます.

Peace Pipe: インドの旅 2008
Flickr photos: インドの旅 2008


2 comments:

ボパー said...

10年前、私が初めてインドを訪れた目的がまさにここだった。「飢えている人がいたら、魚を与えるのではなく、釣り竿で魚を捕る方法を教える」方が持続可能な支援のあり方だ、という考え方が主流の中、マザーハウスの活動で学んだことは、「本当に飢えている人は魚を捕る元気すらない。まず抱きしめて、魚を与えなさい」ということだった。懐かしいなあ。

toshi said...

分かるよ.今回の旅も,どうしてもここに行きたくて,他の2人に無理を聞いてもらってコルカタを日程に入れたんだ.外の喧騒と車のクラクションが鳴り響く中,この中だけは独特な静寂に包まれていた気がするよ.