Thursday, March 29, 2007

テレビは次世代の開発プラットフォーム - Steve Rubel [ce]

Blog PR のカリスマとして知られるアルファブロガー,Steve Rubel の Micro Persuasion より.
Micro Persuasion: TV: The Next Great Development Platform

曰く,

最初の偉大な開発プラットフォームは PC
- マイクロソフト,アップル,サンなどを輩出した
- 彼等の OS は,コンピュータをより簡単かつパワフルなものにした
- 業界はまだまだ活発
- ムーアの法則も,我々の欲求もしばらく続くだろう
- モバイル端末はコンピュータにどんどん近づいてきている
- まだこの分野の将来は明るい

次なる偉大な開発プラットフォームは Web
- ブラウザ上で動く素晴らしいツールが開発されている
- 個々 (HTML, Javascript, Flash, Ajax など) は変わっても,コンセプトは残る
- ウェブベースのアプリケーションは大きな価値をもたらしていく
- ブロードバンドは普及してきているし,開発環境も簡単に手に入る
- この分野においては,まだインパクトの序章に過ぎない

みたいな話があって,"Think about what comes next (次に来るのは何だろう?)" と続ける.

What hardware will emerge as a fertile ground where developers will want to plant some software seeds? Is there a piece of hardware that many people own that makes this all economically viable?

開発者が仕込みを入れておくべき,肥沃なハードウェアは?
たくさんの人が所有し,経済的に生存できるハードウェアは存在するだろうか?


…で,随分長い前置きの後,彼のパンチラインとしては,

The answer is yes and that platform is your television.

とのこと.

それで,その後

- Apple TV や XBox 360,SlingCatcher を繋げて,テレビの可能性が広がる
- ソフトウェアはそれを可能にするマジック
- ソニーのテレビならサードパーティーすら要らない

- テレビは「ルネッサンス」を経験しているところ
- 5年もすれば,試聴コンテンツの50%はインターネットから来る
- テレビでは,ウィジェットや,他の繋がるアプリが走ることになるだろう

- これらは,PC で動くものとはまた違い,さらにそれを補完するものだろう

- テレビでのデファクト OS を作るのはどこの企業になるだろう?
- Microsoft? Apple? Google? セットトップボックスメーカー?

…みたいに続き,最後はこう締めくくられている.

the Golden Age of Television may be a head of us, not in our rear-view mirror.

テレビの黄金期 (1949 - 1960 年を指す言葉) は,バックミラーにではなく,この先にあるのかもしれない



ところで,この「プラットフォーム」という言葉は非常に曖昧に使われることが多く,人によってハードに近いものを指したり,純粋にソフト (サービス) だったりするのだが,これについては Ning Blog の主張が,個人的に非常に気に入っている.
Ning Blog - What is a Platform?

A platform is typically defined as:
"a software program that makes services available to other software programs through Application Programming Interfaces (APIs)."

This is an accurate definition but to me it doesn't communicate the full power of a platform. Platforms are the cornerstone of software innovation for one reason:

Platforms give everyone the freedom to create what they want.


プラットフォームは,一般的には「他のソフトウェアに対して,API を通して一連のサービスを提供するソフトウェア」と定義されており,これはこれで正確なのだが,プラットフォームの持つ強力さを伝えきれていない.

プラットフォームが,ソフトウェアイノベーションにおいて要であるたった1つの理由は,「プラットフォームは,人々が望むものを創造する自由を与える」からだ.

"It's the software equivalent of Home Depot." とか,「Doom や Second Life はプラットフォームで,MySpace はプラットフォームではない」みたいな例えもおもしろい.


…っと,ちょっと横道に逸れたけど,いずれにしてもテレビに対して大きな可能性を感じるという点では,同感.


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