2006年8月4日金曜日

仕事の手の抜き方 [memo]

これはひとまず一般的な話として聞いてほしいんだけど,仕事において経験を積んで成長して行く過程の中で得られるものの1つに,「良い意味での」手の抜き方があると思う.

つまり要件をより的確に分析できるようになり,リスクや優先度を正しく判断した上で重要なものに力をかけ,その為にプライオリティの低いタスク中で支障が出ない範囲の手の抜き所を探るということ.要領が良い人というのは,ここの見極めが非常にうまい.若い頃は,目の前にある仕事全てに100%を投じて,結果的に全体としての検討が不十分になってしまったなんて経験をお持ちの方もいるのではないだろうか.

やっかいなのは,これを逆手に取って自分にとって都合の悪いことに対して手を抜こうとする人.難しいことや面倒なことは手を抜いて部下や他人にまわすけど,その人の主観的判断によって「手を抜かない」と決めた仕事はこなすので,はたから見ると一応のアウトプットは出しているように見えてしまう.でもつっこんだ話をすると何も答えられなかったり,知識が自分の得意分野だけに極端に偏っていたり…

さらにやっかいなのは,これを無意識のうちにやっている人.


ま,一番の問題はこういう人を見抜けない組織なわけだけど,組織が大きくなればこういう人が1人や2人はいるのかもしれないですね.


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